皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
今回は「TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 CF MACRO BBAR MC ADAPTALL 2 09A(以下、TAMRON 35-70mm F3.5-4.5)」をご紹介したいと思います。
タムロンのミノルタSRマウントのレンズになりますので、Nikonのカメラで使用するには、マウントアダプターを介して装着しています。
焦点距離が35〜70mmと、広角から中望遠まで幅広くカバーできるズームレンズです。
風景撮影やポートレート撮影に対応する汎用性の高さに加え、最短撮影距離が25cmと非常に短いため、クローズアップ撮影やテーブルフォトにも最適です。日常のさまざまなシーンで活躍する、便利な一本です。
開放F値はF3.5 – F4.5と、標準ズームレンズとして標準的な明るさですが、フルサイズ対応のレンズとしてはコストパフォーマンスに優れています。
明るさが必要ないシチュエーションや日常使いには十分な性能を持ち、比較的お求めやすい価格で手に入るのが魅力です。
このレンズも祖父から譲り受けたんだよね。
そうなんだよ、祖父はミノルタのカメラを持っていたから、ミノルタSRマウントのレンズになるよ。
25cmまで寄れるのは、使い勝手がいいよね。
注)オールドレンズを購入される場合、現行の新品レンズとは違い、生産が終わった中古しかないこと、個体差があること、状態の程度もそれぞれなので、当たり外れがあるかもしれませんので、自己責任でよろしくお願いします。
この「TAMRON 35-70mm F3.5-4.5」は、ヤフオク等でレンズの状態の確認はできませんが、安価に売られているレンズですね。
私は、オールドレンズにあまりお金をかけたくないので、レンズフィルターも安いものを選んでいます。
はじめに
ミノルタのオールドレンズが好きで、前述しましたが、今回のレンズは祖父から譲り受けた物になります。
1980-1983年に発売されたモデルです。
このレンズをマイクロフォーサーズ機である「Pansonic LUMIX GX7mk2」でレビューしたことがあるのですが、フルサイズの「Nikon Z f」で使用するのは初めてなので、レビュー記事を書いてみました。
他にもミノルタSRマウントのレンズをレビューしていますので、良かったら読んでみてください。
使用するカメラ、マウントアダプター
今回は、フルサイズミラーレス「Z f」にマウントアダプターを使って、このレンズを試してみたいと思います。
Nikon Z f は、センサーサイズがフルサイズになりますので、「TAMRON 35-70mm F3.5-4.5」のレンズの焦点距離「35-70mm」のまま使用することができます。
Nikon Z fc の場合はセンサーサイズが、APS-C ですので、35mm版換算で、42-105mm相当の焦点距離で使用できます。
ちなみに、Zfcに装着するとこんな感じ。
どうでしょうか?案外、見た目にもしっくりきました。
少し、レンズの方が大きいかなという感じですね。
今回紹介するレンズの紹介
今回紹介するオールドレンズは、「TAMRON 35-70mm F3.5-4.5」になります。
オートフォーカスの純正レンズを1本買う値段で、オールドレンズが何本も買えてしまうようなレンズですが、金属製で、しっかりとした作りでした。
1980年くらいに発売されたレンズですが、それでも、いまだに使えるなんて、さすが「MADE IN JAPAN」!
厳密に、レンズにカビやクモリがあるかどうか判断できませんが、フォーカスリングや、絞りリングの回転もよく、外観の見た目も綺麗でした。
この辺りは、金額とのトレードオフになりますね。
絞りリングはクリック感があります。
カメラに付けた際に、それなりに重さを感じました。
重量は「393g」ほどになります。
現行のコンパクトなレンズは軽いですが、そこまでの軽さはないレンズになります。
ちなみに「Nikon NIKKOR Z 40mm f/2」は、170g です。(マウントなどが樹脂製だったりします)、「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」は、185gです。
レンズキャップはあまり高価なものは買わないので、特にメーカーなど気にならない方は、この 58mm のキャップで十分だと思います。
仕様
「TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 CF MACRO BBAR MC ADAPTALL 2 09A」の仕様
型式 | ミノルタSR(MC/MDマウント) |
---|---|
焦点距離 | 35-70mm |
レンズ構成 | 7群7枚 |
対応撮像画面 | フルサイズ |
フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
最短撮影距離 | 0.25m |
絞り羽根枚数 | 5枚 |
最大絞り | f/3.5-4.5 |
最小絞り | f/32 |
フィルターサイズ | 58mm |
寸法 | Φ64.5 x 61mm |
質量 | 322g(実測 約393g) |
販売年月 | 1980 – 1983年 |
販売時価格 | 38,000円 |
「Nikon Z f」の仕様概要
レンズマウント | ニコン Z マウント |
有効画素数 | 2450万画素(総画素数2528万画素) |
センサーサイズ | フルサイズ/FXフォーマット |
ISO感度 | 100〜64000 |
高速連続撮影 | 約30コマ/秒(ハイスピードフレームキャプチャー+(C30)時の撮影速度で、JPEG [L]、NORMALに固定。推奨カードの使用時) |
約14コマ/秒(JPEGで高速連続撮影(拡張)時の最大撮影速度 | |
動画撮影 | 4K UHD 60p |
フルHD 1080/120p | |
寸法 | 約144 x 103 x 49mm |
質量 | 約710g |
その他の機能 | Wi-Fi内蔵(IEEE802.11b/g/n/a/ac) |
Bluetooth内蔵(Ver.5.0) | |
タッチパネル | |
バリアングル液晶 |
K&F Concept MD – NIK Z マウントアダプターの仕様
対応マウントレンズ | MINOLTA MDレンズ |
---|---|
対応マウントカメラ | Nikon Z カメラボディ |
サイズ | 約Φ68x34mm |
重量 | 137g |
材質 | 真鍮、アルミニウム合金 |
カラー | ブラック |
ミノルタについて
ミノルタは1928年に設立された日本の光学機器メーカーで、当初の名称は「日独写真機商店」でした。後に「千代田光学精工株式会社」となり、1962年に「ミノルタカメラ株式会社」に改名されました。同社は、カメラやレンズ、複写機、プリンターなど幅広い製品を製造し、特にカメラの分野で世界的に著名となりました。1958年には、「ミノルタオートコード」が登場し、自動露出計を内蔵した中判二眼レフカメラとして高い評価を受けました。また、1977年には世界初のカメラ内蔵式ピクチャープリント機能を持つ35mm一眼レフカメラ「XDシリーズ」を発表し、業界に革新をもたらしました。
1985年には、画期的なオートフォーカス一眼レフ「ミノルタα-7000」を発売し、カメラ技術の新たな基準を確立しました。このカメラは、世界初となるボディ内蔵型オートフォーカス機能を持ち、その後のデジタルカメラ時代にも受け継がれる技術基盤を作りました。2003年にはコニカ株式会社と合併して「コニカミノルタホールディングス株式会社」となり、さらに2006年にはカメラおよび写真フィルムの事業から撤退し、複写機やプリンター、医療機器などの分野に集中しました。
現在でも、ミノルタ製のカメラやレンズは中古市場で根強い人気を誇り、その高品質と信頼性で多くのカメラ愛好者から支持されています。カメラ市場からは撤退しましたが、その技術と設計哲学は、多くの現代のカメラメーカーにも影響を与え続けています。ミノルタの歴史は、日本の光学技術の発展に大きく寄与し、その名は今もなお語り継がれています。
詳しくは以下のサイトで、コニカミノルタの沿革について知ることができます。
タムロンについて
タムロン(TAMRON)は、日本の光学機器メーカーで、主にカメラ用交換レンズを作っています。1950年に「泰成光学機器製作所」としてスタートし、1958年に「タムロン」を自社のブランド名とせて採用し、1970年に社名を「タムロン」に変更しました。タムロンはカメラレンズのほか、工場や車、監視カメラ用のレンズなども手がけています。会社の目標は、「新しい価値を作り、光学技術を通じて社会に役立つこと」です。
カメラレンズの特徴と強み
タムロンは「高品質で手ごろな価格のレンズ」を作ることで有名です。特にズームレンズが得意で、1961年には「TAMRON 95-205mm F6.3」というレンズが話題になり、世界的に注目されました。また、タムロン独自の「アダプトール」という仕組みで、いろいろなカメラに合うレンズを提供してきました。
最近では、ミラーレスカメラ向けの軽くて使いやすいレンズが人気です。「28-75mm F/2.8 Di III RXD」や「70-180mm F/2.8 Di III VXD」などは、多くのカメラユーザーから高く評価されています。これらは軽く持ち運びやすいのに、性能が良くて値段も手ごろなことが魅力です。
歴史と進化
タムロンは1970年代から「SP(Super Performance)」シリーズで高品質なレンズを作り、信頼を得てきました。さらに、2000年代には手ブレ補正技術「VC(Vibration Compensation)」や、素早くピントを合わせる技術を取り入れた製品を販売。プロから初心者まで、幅広い人に愛されています。
世界での活躍
タムロンは日本だけでなく、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど世界中で製品を売っています。また、環境を守る活動や、より良い製品を作るための努力もしています。これらの取り組みが、多くの人に信頼される理由のひとつです。
タムロンは、写真を撮る人たちにとって「信頼できるレンズメーカー」として、多くの場面で選ばれています。
K&F Concept について
K&F Conceptは、写真および映像機器のアクセサリーを製造・販売する中国の企業です。2011年に設立され、本社は深セン市に所在します。比較的新しいブランドながら、高品質とコストパフォーマンスの高い製品を提供し、急速に市場での存在感を高めています。主な製品ラインアップにはカメラフィルター、三脚、レンズアダプター、カメラバッグなどがあります。
カメラフィルターでは、NDフィルター、CPLフィルター、UVフィルターなどがあり、高品質な光学ガラスと多層コーティング技術を用いることでクリアでシャープな画像表現を実現しています。三脚は軽量かつ頑丈で、カーボンファイバーやアルミニウムを使用し、持ち運びやすさと耐久性を兼ね備えています。レンズアダプターも精密な設計と製造が施され、高い装着精度と耐久性を誇ります。カメラバッグは機能性とデザイン性が両立し、プロフェッショナルな撮影現場でも活躍します。
K&F Conceptは品質管理に厳格なポリシーを持ち、製品の設計から製造、出荷までの全工程で高い基準を維持しています。また、顧客からのフィードバックを重視し、製品の改良や新商品の開発に反映しています。環境への配慮も取り入れており、エコフレンドリーな素材の使用や廃棄物のリサイクルなどに取り組んでいます。
その革新性とコストパフォーマンスの高さから、多くの写真および映像愛好者に支持されるブランドであり、今後もさらに成長が期待されます。
「K&F Concept 日本」サイトは以下のリンクからいけます。
使ってみた感想
まず感じたのは、カメラボディ(710g)+マウントアダプタ(137g)+レンズ(393g)で、ある程度ズッシリときます。
それにプラス、SmallRigのカメラグリップ(102g)になりました。
合計で「1342g」です。
特に最近は「Nikon Z fc」(445g)に、コンパクトな中華製レンズなどを使っていたので、その重量を感じることになりました。
ボディやレンズが重くなると、グリップを付けたくなる、でもその分重くなるというジレンマ。
約1.3kgということで、そこそこ重いです。これくらい重いとグリップがあった方が安心ですね。
お使いのカメラボディやマウントアダプタによっては、軽くなる組み合わせもあります。
外観
装着した見た目はこんな感じです。
このレンズはカメラボディ側から「絞りリング」「ズームリング」「フォーカスリング」の順に並んでいます
絞りリングはクリック感があり、感触がいいです。
フォーカスリングはトルク感がちゃんとありましたが、若干軽い感じでした。
やはり、Z f には、こういったオールドレンズがマッチしますね。
Z f がオールドカメラ風デザインですが、やはり、この時代のレンズと比べると、今風ですね。
レンズフィルターや、キャップをつけるともう少しレンズが長くなってしまいますが、仕方ないですね。
使っているカバン、ストラップ
最近、私は「HAKUBA カメラバッグ Chululu レニュー フラップショルダーバッグM オリーブ」を使っています。
とても軽いバッグで、この記事で紹介しているカメラ(Zf)にレンズを装着した状態で収納できます。
私はこの他に、一緒にiPad miniも収納しています。
カメラストラップは、ネックストラップや、ショルダーストラップ、ハンドストラップなど、使い分けたいので、アンカーリンクスをストラップに装着して、気軽に交換できるようにしています。
自宅に帰ったら、ストラップを外し、また外出時に好みのストラップをつけるというような運用をしています。
Zf はバリアングル液晶になっており、液晶を開けた時にストラップがあると邪魔になることがあります。ハンドストラップなら、片側だけにストラップを取り付けるので、液晶の邪魔にならないところがいいですね。
試し撮り
Z f を購入した理由も昔懐かしノスタルジーの部分がありましたので、レンズもイメージに合っていいと思います。
私がよく撮影する被写体は、もちろん愛犬チワワの「そら君」です。それ以外にもSNSでアップするようなテーブルフォトもよく撮ります。
最短撮影距離が 25cm と言うことで、焦点距離 70mmで、この写真ぐらいの写りになります。
これぐらい寄れると、花などの被写体をクローズアップして撮影することができますね。
フォーカスリングを回すと、連動してズームリングが回る仕組みになっており、焦点距離 50mm に合わせると、これくらいの距離の撮影になります。
標準的な50mmでも、これくらい寄れるのは嬉しいですね。
愛犬を撮ってみた
初めてのマニュアルフォーカスですと、最初は、ペットとMF(マニュアルフォーカス)はとても大変だと思います。
特に、それ程、明るくない室内で走り回るペットを撮るには、ある程度、シャッター速度も欲しいので、絞りを開放F3.5 にしております。
ただ、時間と共に習得していくと、ピント合わせも速くなってゆき、これは、これで面白い趣味だと思い始めました。
今回は、ピンとがハズレが量産されてしまいました。
最近のミラーレス機には、マニュアルフォーカスでも、フォーカスピーキングの機能があるので、ピントがどこにあるかわかるのですが、どこに当たっているのか分かりにくく、フォーカスピーキングの中のガチピンを探るのも楽しいです。
今回も、撮影したデータをRAW現像(JPEG出力)して、直ぐにブログやSNSへ発信しています。
RAW現像しなくても、JPEG撮って出しでも、スマホに取り込んでから露出だけ調整してアップするといった運用もしています。
トリミングはしていませんが、これくらいの距離まで近寄ることができます。
ガチピン写真が一枚もないのが残念ですが、ペット(チワワのそらちゃん)と、格闘しながら、徐々にスキルアップできればいいなと思っています。
この日は、あまり「そらちゃん」が寄ってきてくれなくて、部屋をウロウロしている写真がたくさん撮れました。
最短撮影距離 25cm は、かなり被写体に寄りますので、そらちゃん(チワワ)にも慣れが必要そうです。
ピントを外した(外れてしまった失敗)写真もいい味があるかな。
風景を撮ってみた
Z f とマニュアルレンズという組み合わせは、ノスタルジーな部分もありますが、楽しい体験になると思います。
いつもの田んぼ風景と、電車を撮影してみました。
少し歪んでおりますが、広角側 35mmで撮ってみました。
こちらは、望遠側 70mm で撮ってみました。
私のセンスというか、技量というか、そういったものを試されるんだろうなという感じの写真。
あまり特徴的なものがなくて、ぼんやりした感じの写りと構図ですね。
マニュアルでの操作に慣れてくると、オールドレンズを使っているという事を忘れてしまいます。
電車を撮ってみた
RAW現像でJPEGに変換しただけです。
撮った時に暗く写ってしまっても、それはそれで味になるかなと思っています。
この電車の写真は、絞りF8くらい、フォーカスを無限遠に合わせて撮っています。
この電車の写真は、なんとなくボヤけた写りになってしまいました。
もう少し練習が必要そうです。
カスタムピクチャーコントロール
Z f に搭載されているピクチャーコントロールは「SD スタンダード」で、撮ることが多いのですが、今回は、カスタムピクチャーコントロールも使ってみました。
こちらのサイトで、カスタムピクチャーコントロールをダウンロードできますので、お気に入りのピクチャーコントロールを探されるのもいいと思います。
私は「Xpro2」というFUJIFILM風のピクチャーコントロールが気に入っています。
少しコントラストが強い傾向があるのかもしれません。
SNS等では、あまり暗い写真は好まれないかもしれないので、少し明るく撮ればいい感じになるのではないでしょうか。
RAW現像することが前提であれば、撮影時は好みのピクチャーコントロールを使って、後で変更することもできます。
Nikon Z f の撮影モード「B&W」でモノクロ撮影もよくしています。
使ってみた感想のまとめ
「TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 CF MACRO BBAR MC ADAPTALL 2 09A」を使ってみた感想をお伝えします。
このレンズは1980年代後半に製造されたものですが、クラシカルなデザインと独特の性能が今も魅力的です。
特に、Nikon Zマウントの中華マニュアルレンズより手頃な価格で手に入るのが嬉しいポイントです。
重さは393gで、それほど大きくはないものの、金属製のしっかりした作りでずっしりとした印象です。
操作感も優れていて、フォーカスリングはとてもスムーズ。マニュアルフォーカスの楽しさを存分に味わえます。
また、絞りリングはクリック感があり、正確に設定できるのも便利です。
ただし、ズームリングを回すとフォーカスリングも連動して動くため、少し慣れが必要です。
デジタルカメラにもアダプターを使って簡単に装着可能で、特にNikon Zfとの組み合わせはバランスが良く、デザイン的にもスタイリッシュにまとまります。
焦点距離が35-70mmの標準ズームレンズなので、風景やスナップ写真、さらには花や昆虫のクローズアップ撮影にも対応できる万能さがあります。
最大開放F値が3.5と、それほど明るいレンズではありませんが、ズームの利便性を考えると十分実用的です。
この焦点距離は、祖父がよく家族写真や風景写真を撮っていた画角でもあり、汎用性の高さが感じられます。
一方で、オールドレンズ特有の弱点もあります。
逆光に弱く、直射日光を受けるとフレアやゴーストが発生しやすいです。
ただ、これを個性として活かすことで独特な表現も楽しめます。
撮影時にはアングルに工夫が必要な場合もありますが、こうした特徴がオールドレンズの醍醐味ともいえるでしょう。
総合的に、「TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 CF MACRO BBAR MC ADAPTALL 2 09A」は、オールドレンズならではの味わいを堪能できる一本です。
現代の高性能レンズでは得られない魅力があり、写真撮影の楽しさを再発見させてくれます。オールドレンズ愛好家や、クラシカルなデザインを好む方にはぜひおすすめしたいレンズです。
良かった点、イマイチだった点
良かった点
- 価格がお手頃
- 最短撮影距離 25cm と被写体に寄れる
- 意外とシャープに写ってくれる
- 絞りと、マニュアルフォーカス、ズーム(操作自体が楽しい体験になる)
- 懐かしいスタイルを楽しめる
イマイチだった点
- 開放F値が、F3.5とあまり明るくない
- 少し重い(393g)
おわりに
標準的な広角から中望遠をカバーする焦点距離のレンズですが、私自身は特に50mmや35mmを使うことが多いため、この標準ズームレンズは両方の焦点距離に対応できる便利な一本でした。
被写界深度は浅すぎず、ピント合わせがしやすいのも魅力です。ピントの山を見つけるのに苦労することは少なく、一度コツをつかめばスムーズに撮影できます。使えば使うほど操作にも慣れてきたので、これからもっと練習していきたいと思います。
また、このレンズは中望遠の70mmとしても活用できるため、ポートレートやテーブルフォトなどのマクロ撮影にも十分対応可能です。
特に、Nikon Zfと組み合わせた際の見た目の相性が抜群で、ファッション性を重視した私にとって理想的でした。そもそも、オールドレンズを楽しみたいからZfを選んだと言っても過言ではありません。
さらに、APS-Cセンサー搭載のZfcに装着すると、42-105mm相当の焦点距離として使用でき、使い勝手の良さが際立ちます。異なるカメラボディでも活用できる汎用性の高いレンズだと思います。
マイクロフォーサーズ機(パナソニック)を使っていた頃は、このレンズよく使っていたね(^ ^)
オールドレンズをどうしても使いたくてね。
フルサイズのレンズを、フルサイズのカメラで使うのが夢だったよ。
レンズフィルターは 58mm を購入しました。
マウントアダプターは各マウント毎に販売されていますので、使うレンズとボディに合ったものを選んでください。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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