皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
FILCOの名を世界に知らしめている、その確かな打鍵感と、洗練されたデザイン。今回私がレビューするのは、その名も「FILCO Majestouch MINLA-R Convertible」です。このワイヤレスキーボードは、使いやすさとポータビリティを兼ね備えたモデルで、どんな環境でも快適なタイピングを約束します。キーストロークの心地よさはもちろんのこと、細部にわたる気配りがひときわ光る一品です。今日はその魅力に迫ってみたいと思います。
はじめに
先日、FILCOのリストレスト(MINILA)用を買ってから気になっていたんだよね。
リストレスト買った後に、このMINILA-Rに釣り上げられてしまったよ。
先日、ダイヤテック株式会社のブランド「FILCO Majestouch Wrist Rest “Macaron”」を購入したのがきっかけでした。その高品質(日本製)のアクセサリーがとても気に入った私は、FILCOのキーボードにも興味を持ってしまい、さらに探求(キーボード沼)することになりました。
ちょうどその時、「FILCO Majestouch MINLA-R Convertible」がAmazonで売っていることを知り、その革新的な特長に引き込まれてしまったのです。
それまでは、ロープロファイルのキーボード探しをしていたのですが、このFILCO Majestouch MINILA-R Convertibleがミディアムプロファイルという位置付けなことも購入のきっかけでした。
早速レビューしてみたところ、期待を裏切らない卓越したパフォーマンスと、使い勝手の良いデザイン(少し無骨さがある)にすっかり魅了されました。私の環境はMacなので、主にMacに向けた記事になりますが、Windowsが本来の機能を発揮するキーボードですが、基本機能は同じですので、読んで頂けると嬉しいです。
ちなみに、FILCO Majestouch MINILA-R Convertible は、台湾製です。
今回、購入した「FILCO Majestouch MINILA-R Convertible」のキースイッチは「MX SILENT RED 静音赤軸(通称:ピンク軸)を選んでみました。
FILCOブランドについて
FILCOは、1992年に設立されたダイヤテック株式会社のブランドです。同社は高品質なパーソナルコンピュータ周辺機器の開発・製造・販売を主業務とし、特に「Majestouch」シリーズのキーボードで知られています。FILCOブランドは、その卓越した打鍵感と耐久性で、多くのプロフェッショナルやコンピュータ愛好家に高く評価されています。
ダイヤテック株式会社では、利便性だけでなく、デザインと機能性のバランスも重視しており、それがFILCO製品がユーザーに長く支持される理由の一つと言えるでしょう。この企業は継続的な技術革新を通じて、市場のニーズを捉えた製品を提供し続けています。
さらに、FILCOは顧客のフィードバックを大切にし、それが今日の製品品質向上に繋がっています。公式サイトでは、さまざまな製品ラインナップや最新情報、サポート情報を提供しており、ユーザーは自分にぴったりのキーボードを見つけることができます。
詳細な情報を知りたい場合は、ダイヤテック株式会社の公式サイトを確認してみて下さい。
FILCO Majestouch MINLA-R Convertibleの概要
FILCO Majestouch MINLA-R Convertibleは、信頼性が高くデザイン性に優れたワイヤレスキーボード(BluetoothとUSB接続)です。このキーボードの特長は、どこへでも持ち運び可能な堅牢な設計と応答性の高いキー構造です。Bluetooth接続機能により、最大4台のデバイスとペアリングが可能で、複数のパソコンやタブレット間でスムーズに切り替えて使用することができます。
FILCO Majestouch MINILAシリーズについて
FILCOは、「Majestouch MINILA」シリーズを通じて、高いカスタマイズ性と使いやすさを追求しています。MINILAシリーズは、コンパクトながらもフルサイズのキーボードと匹敵する機能性を持ち、独特なキーの配置と品質の良さが特徴です。シリーズ内には、ユーザーのさまざまなニーズに応えるために異なるモデルがあります。標準的な「MINILA」モデルから、Bluetoothを搭載したワイヤレス版の「MINILA Air」、そして今回ご紹介する「MINILA-R Convertible」モデルまで、各種展開されています。
これらのキーボードは、特に省スペースを重視するユーザーや、デスク作業での移動性と柔軟性を要求するプロフェッショナルに適しています。MINILAシリーズは、メカニカルキーボードの打鍵感と耐久性を保ちつつ、携帯性と使い勝手を提供するという理想的なバランスを実現しており、これがFILCOブランド製品への信頼性と人気を高める大きな理由となっています。
技術仕様
FILCO Majestouch MINILA-R Convertibleの技術仕様は、このモデルの最大の売りである高いコンパクト性と優れた機能性を反映しています。以下では、その特長をいくつかのポイントに分けて詳しく解説します。
サイズ・重量
サイズ | 幅297×奥行124×高さ40mm(スタンド使用時46mm) |
重量 | 680g |
同梱物(本体以外)
取扱説明書 保険証(1年保証)
試供用単三乾電池x2
キースイッチプラー・キーキャッププラー
USBケーブル(USB TypeA to mini-B)
交換用キーキャップ(JIS配列版に同梱されている分)
システム要件
PC: | 有線接続する場合はUSBポートを持つWindowsパソコン 無線接続する場合はBluetooth HIDプロファイルに対応したWindowsパソコン |
OS: | Windows XP Service Pack 2L1, Windows Vista, Windows 7/8/8.1/10 Bluetooth接続の場合は、Bluetooth機能が搭載されたパソコンまたはBluetooth受信アダプタが必要です。ただし互換性の問題で、まれに接続できない場合があります。全てのBluetooth受信アダプタに対応するものではありません。 ※Bluetooth接続のセットアップ操作には動作可能なマウスが必要です。 |
キースイッチ MX SILENT RED
タイプ | 独CHERRY社製 MX SILENT RED |
押下荷重 | 約45g |
キーストローク | 約4mm |
アクチュエーションポイント | 約1.9mm |
動作寿命 | 5,000万回 |
キーキャップ
素材 | PBT(ポリブチレンテレフタレート) |
特徴 | 2段構造、2色成型キーキャップ |
順応性 | 長時間の使用にも文字摩耗が少ない |
個性的かつ打ち心地の良い2色成形3色キーキャップ “Patch Keycap”
Majestouch MINILA-R Convertibleは新機軸のキーキャップ「Patch Keycap」を標準搭載しています。
「Patch Keycap(パッチキーキャップ)」の特長
- ベース部分とキートップ部分が別々に成形されており意匠性が高い
- キー印字はPBT素材を用いた2色成形
- キー縦列に高低差のないフラットタイプ
- コンパクトキーボードに最適なミディアムプロファイル
- キートップは中心部が凹んでいるスフェリカルデザイン
接続オプション
ワイヤレス | Bluetooth 5.1 マルチペアリング(4台まで) |
有線 | USB Type-A to Mini-B ケーブル 1.8m |
USBスルーポート | USB 2.0 Type-A |
バッテリー | 単3電池x2 |
DIPスイッチ
スイッチ1 | CapsLockキーと左Ctrlキーの入れ替え |
スイッチ2 | CapsLockキーのCapsLockとEscの表裏を入れ替え |
スイッチ3 | スタンダードモード 無変換→Fn、左Fn→無変換、右Fn→変換 |
スイッチ4 | 右下カーソルキーの表裏を入れ替え、及び[E/S/D/F]キーのカーソルを無効にする |
スイッチ5 | Mac専用モード |
スイッチ6 | 省電力モード ON/OFF(30分無操作で省電力モードに移行) |
私の環境はMacですが、好みのセティングは、スイッチ3と、スイッチ6で落ち着きました。
スタンド
スタンドは1段階の調整になります。
高さ40mmから、スタンド使用時46mmに調整できます。
価格
2024年4月9日時点では、「17,380円」になります。
市場価格は、モデルや時期、タイムセール等によって異なりますが、以下のアフィリエイトリンクがAmazonでの価格になります。
ペアリング
仮に2番目のBluetoothペアリングを行う場合
Bluetooth設定ボタン2を2秒以上押します。
ボタン2が点滅を始めます( 3分間)
システム設定から「Bluetooth」を起動します。
「MINILA-R Convertible」と表示されているので、ボタン「接続」押下します。
Macの画面にパスコードの数字が表示されます。
表示されているパスコードを入力し、エンターキーを押すことでペアリングが完了します。
次からは、Bluetooth設定ボタンを押すだけで、ペアリングが切り替えられます。
高品質な打鍵感と耐久性
FILCOのキーボードは打鍵感に定評がありますが、Majestouch MINLA-R Convertibleも例外ではありません。高品質なメカニカルスイッチを使用しており、耐久性と反発力が優れたタイピング体験を提供します。長時間の使用でも疲れにくい設計は、プログラマーやライターなど、キーボードを頻瑗に使用するユーザーにとって理想的です。
静音赤軸はクリック感のないリニアタイプになりますので、静かなオフィスなどでも配慮できる仕様になっています。
キーキャップは、MINILA-R独特の「PBT二段式フラット」が採用されています。
コストが掛かる仕様は、良くも悪くも、このキーボードの特色でもあります。
スタイリッシュで機能的なデザイン
MINLA-R Convertibleのデザインは、シンプルでありながら機能性を追求しています。どのような机でも場違いにならない洗練された外観は、オフィス環境はもちろん、家庭内のさまざまな場所にも適しています。また、キーボードはコンパクトサイズでありながらフル機能を搭載しているため、省スペースでありつつも利便性を損ないません。
そのコンパクトさが故にボタン数は66キーとなっており、Fnキーとの組み合わせが、多数あります。キーキャップ側面の印字を見てもらうと、多くのキーに機能が割り振られていることがわかります。
バッテリーと接続の安定性
Majestouch MINLA-R Convertibleは単三電池x2個を使用する仕様となっており、電池を交換するだけで、作業の継続をすることができます。またUSBケーブルでの接続ができますので、バッテリーの心配をする必要もないかもしれません。
このMINILA-Rには、バッテリーへの充電機能はありませんので、充電池をセットしながら、USBで充電という使い方はできません。私は、単三充電池を使っておます。
電池の消耗してきた場合、LEDランプ(スクロール兼バッテリー)が赤色で点滅することで知らせてくれます。
実際の使用感
FILCO Majestouch MINILA-R Convertibleを実際に使用して感じたことを紹介します。初めて手に取った瞬間から、その堅牢さと高い質感に驚かされました。持ち運びの多い私のようなユーザーにとって、このキーボードの耐久性と軽量設計のバランスは非常に魅力的です。
以前に紹介しました「ZIYOULANG T60」と比べると、このサイズ感です。
上から順に、
- ZIYOULANG T60(60%レイアウト 幅291mm x 奥行102mm)
- 本キーボード(60%レイアウト 幅297mm × 奥行124mm)
幅は5mmの違いですが、奥行きが22mm大きいという結果になりました。Bluetooth切り替えの物理ボタンの配置などで、サイズに差が出ることになりました。
昨今のキーボードのコンパクトなブームがきていますが、一世代古い設計なのかもしれません。ただ、ZIYOULANG T60 はBluetooth機能もありませんし、バッテリーを格納するスペースもありませんから、これぐらいのサイズ差は出て当然なのかもしれません。
打鍵感
一番印象に残ったのは、静音赤軸スイッチを搭載した打鍵感です。MX SILENT REDは静かで滑らかなストロークを提供し、長時間のタイピングでも指への負担が少なく感じられました。リニアな押下感はタイピングをリズミカルにし、作業効率の向上にもつながるでしょう。
静音赤軸ということで、このシリーズでは、一番静かなキースイッチになりますが、多少の金属音が反響することが少し気になり、私は静音リングを付けてみました。
より静音化(最小限の出費で)
多少の金属音が緩和され、より一層静かな打鍵感になりました。
静音リングは安価なものであり、これをつけるだけで、静音性が上がるのはコストパフォーマンスが良いと思います。
また、この静音リングの厚みが、1.8mmですので、その分だけ、キーストロークが短くなり、底付きかんも緩和されます(ただこれはかなり、感覚の話なので、良くなったと思われない方もおられるかもしれません。)
私は、対策を取ったという満足感の方が強いのかも。
実際の打鍵音は動画で確認してみて下さい
打鍵音を確かめてみたい方は、下の動画をご覧ください。
ちなみに、私はかなり打鍵する際に強い力で打ち込むので、ご参考になるかわかりませんが(^ ^)
ぜひ、よければ、Youtubeの動画にいいね、チャンネル登録をよろしくお願いします。
デザインと機能性
コンパクトながらも十分な機能性を備えたデザインにも満足しています。余計なものが削ぎ落とされたシンプルな外観は、どんなデスクトップにも違和感なく馴染み、各種キーキャップの色彩もアクセントとなり、見た目にも新鮮さを感じさせます。
Bluetoothのペアリングの切り替えが、単一の機能としてボタンが用意されていますので、Fnキーを押しながら、切り替えをするというような手間が省けるのは嬉しいポイントです。
ポータビリティ
Bluetooth接続によるワイヤレス機能も、複数デバイスを使い分ける私にとっては大きな利点です。スムーズにペアリングから切り替えができ、いちいちケーブルを挿し替える必要がなくなりました。これが、移動が多いユーザーにとってのストレスフリーな使用感をもたらしています。
Bellroy Lite Sling 7L に入ってしまうほどのコンパクトボディなので、かなり省スペースなことを感じました。
総合的な感想
総合的に見て、FILCO Majestouch MINILA-R Convertibleは、タイピングの快適さ、持ち運びやすさ、機能性とデザインをバランスよく備えた優れたキーボードだと感じました。これから長く付き合っていきたいと思わせる、信頼性と満足感を与えてくれる一品です。
実際には、工場出荷状態からスイッチ3、スイッチ5をONにし、静音リングを取り付けることで好みのキーボードに仕上がりました。
Mac対応JIIS配列キーボードはスペースの両隣が「英数」、「かな」に割り当てられているので、この部分については、キーマップ変更アプリ「Karabiner-Elements」を使って入れ替えました。
もちろん、リストレストは「FILCO Majestouch Wrist Rest “Macaron”」を使っています。この組み合わせで、心地よくタイピングができ、手首の疲れも感じさせません。
USBの仕様が、miniBや、TypeAなのは、もしかしたら、設計が古いからかもしれませんし、既存のMINILA-Rユーザーへの配慮かもしれません。
おわりに
はじめは、MINILA-Rのキー配列に戸惑ったね。
そうだね。スイッチ5のMac専用モードにしてもしっくり来なかったけど、結局はスイッチ3のスタンダードモードで落ち着いたよ。
FILCO Majestouch MINLA-R Convertibleは、ポータビリティと高機能を兼ね備えたキーボードであり、機能的なキーボードを求められているユーザーに対して満足いく結果を提供します。美しいデザインと堅牢な構造、長時間にわたる快適な使用感は、あなたのタイピングライフを格上げすることでしょう。
白色のカラーもあります。他全部で6色展開されています。
FILCO Genuine ウッドリストレスト分離型タイプも、今回紹介のキーボードに合わせた仕様になっています。将来、分割キーボードを買う予定があるので、このタイプを一つ持っておくといいかもしれません。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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