
皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。

えっ、またキーボード、買ったの!?

いやいや、中古でTouch ID搭載の MK293J/A を選んだんだ。現行モデルはUSB-Cで便利なんだけど、Lightningタイプの方が中古相場がこなれていて安く手に入ったからね
注)中古の商品を購入される場合、新品とは違い、中古であることを理解し、個体差があるなどがあり、状態の程度もそれぞれなので、当たり外れがあるかもしれませんので、自己責任でよろしくお願いします。
はじめに
AppleのMagic Keyboard(MK293J/A) は、Touch ID機能を搭載したBluetoothワイヤレスキーボードです。現在(2025/09/18時点)は新しいUSB-C版が最新モデルとなっていますが、このLightning接続版も日本語JIS配列を採用し、MacやiPadとの高い親和性を持った優秀なキーボードです。 今回は、実際に数ヶ月使用した体験をもとに、その性能と使い勝手を詳しくレビューします。レビューという視点に加えて、日常に溶け込む道具としての心地よさについても触れていきます。
外観・デザイン
ミニマルで洗練された美しさ
アルミニウム製のボディは、MacBookシリーズと同じ質感で統一感があり、デスクに置くだけで空気が少し引き締まるような印象。厚さはわずか約11mm、重量も約243gと軽量で、必要なときにサッと持ち出せる気軽さも魅力です。無駄を削ぎ落としたデザインは、長く見ていても飽きません。
▼外観写真(全体像・正面)

キーレイアウトと配置
日本語JIS配列は日本ユーザーにとって馴染みやすく、すぐに指が覚える自然さがあります。右上にある小さなTouch IDセンサーは控えめながらも存在感があり、日常の動作を少し未来的に変えてくれます。
▼外観写真(Touch IDキー)

技術仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
製品名 | Magic Keyboard with Touch ID |
型番 | MK293J/A |
配列 | 日本語JIS配列 / US配列、他 |
キー数 | 79キー(US配列は78キー) |
キー構造 | シザースイッチ(パンタグラフ構造) |
接続方式 | Bluetooth 5.0 |
Touch ID | 指紋センサー搭載 |
充電方式 | Lightningケーブル(充電しながら使用可) |
バッテリー | 内蔵充電式リチウムイオン(非公式:約3000mAh) |
バッテリー駆動時間 | 約1か月(使用状況による)\* |
サイズ | 0.41〜1.09 × 27.9 × 11.49 cm |
重量 | 約243g |
対応OS | macOS 11.4以降 |
対応機種 | Apple Silicon搭載Mac(Touch ID対応) |
バックライト | 非搭載 |
マルチデバイス | 非対応 |
タイピング体験
Magic Keyboardのシザーメカニズムは浅いストロークながら、確実なクリック感と高い静音性を兼ね備えています。タイピングが乗ってきて打鍵圧が高くなると「パタパタ」とした音が鳴りますが、それもまた独特のリズム感があります。薄型設計のおかげでリストレストも不要で、長時間でも疲れにくいのは大きな利点です。背面には傾斜を調整する仕組みはありませんが、そのままで快適に入力できます。
▼キー表面のアップ

▼横からの薄さ

セキュリティ・利便性
Touch IDは、ただの便利機能にとどまりません。指先を添えるだけでMacが「おかえり」と応えてくれる感覚は、一度体験するともう戻れません。ロック解除やApple Pay決済が日常の動作の中に溶け込み、安心とスピードを同時に提供してくれます。ただし、Macの再起動時などはパスワード入力が必要です。私はApple Watchも併用しているので、どちらでもMacのスリープ解除ができるのは安心感があります。
接続性・バッテリー
Bluetooth接続は安定し、遅延や取りこぼしを感じることはほぼ皆無。Lightningケーブルを挿せば充電しながら使用でき、フル充電なら約1か月持続します。現行モデルの接続はUSB-Cに移行しましたが、そのおかげもあってLightning版は中古市場で価格が落ち着いており、今だからこそお得に手に入る魅力があります。
▼Lightning端子部分

▼電源スイッチ部分

初回ペアリングについて(補足)
MK293J/Aには専用のペアリングボタンはありません。 そのため、初回接続時にはLightningケーブルでMacやiPadに直接接続し、ペアリングを開始する必要があります。いったん設定すれば、その後はBluetoothで自動的に接続されます。
さらに、同じApple IDを使っているデバイスなら、iCloud経由でペアリング情報が共有されるため、ケーブルなしで他の端末でも使えるケースもあります。ただし環境によるため、基本的には「最初はケーブルが必要」と考えておいた方が安心です。
なお、私が購入した中古の MK293J/A にはケーブルが付属していなかったため、これから中古で購入を検討している方は、付属品の有無も確認しておくことをおすすめします。
世代的な位置づけ
Magic Keyboardは2015年に登場し、2021年にTouch ID搭載モデルが加わりました。MK293J/Aはその初代モデルであり、現行(2025/09/17時点)USB-C版のひとつ前にあたります。つまり「初代Touch ID搭載Magic Keyboard」という歴史的な位置づけを持っています。
▼初代Touch ID搭載Magic Keyboard

実際に使って気づいたこと
- 慣れてくると気にはならなくなったが、傾斜をつけるスタンドなどはないので、少し奥にあるボタンが遠いように感じた。
- 中古は状態にばらつきがあり、どれくらいの品質が届くかはリスクがある。
- メカニカルキーボードから移行するとストロークの短さ(約1mm)に驚くかもしれない。 ただし私は普段からロジクールのMX Keys Miniなどパンタグラフ系も使っているため、違和感は少なかった。
これまで使ってきたMagic Keyboardたち
私はこれまでに、
- フルサイズモデル(テンキー付き)
- Touch ID非搭載モデル
- 韓国語配列モデル
- 単三電池式の旧モデル
を実際に使ってきました。
それぞれに特徴はありましたが、今回の MK293J/A(Touch ID搭載モデル) は、その中でも利便性と完成度が頭一つ抜けていると感じています。
特に Touch IDによるスリープ解除 は、どの過去モデルにもなかった体験で、一度慣れると元には戻れません。さらに、Apple Payでのオンライン決済や、アプリインストール時の管理者認証も指先ひとつで完結できるのは大きな魅力です。セキュリティを確保しながら、入力の手間を減らしてくれる──これが他のMagic Keyboardにはない一番の強みだと思います。
メカニカルキーボードとの比較
メカニカルキーボードの重厚さやカスタマイズ性は魅力的ですが、Magic Keyboardの良さは「静けさ」と「軽やかさ」。深夜に文字を打つときの安心感や、カバンに入れても気にならない軽さは、他にはない価値です。Apple製品との統合性も含め、単なる打鍵感以上の魅力を備えています。最近はロープロファイルのメカニカルやパンタグラフ式も使うようになりましたが、その中でもMagic Keyboardの完成度は特別です。
メリット・デメリット
良かった点

- Touch IDによるスムーズなログインと決済
- 薄型デザインでリストレスト不要
- 高い静音性と安定した打鍵感
- Appleらしいシンプルで上質なデザイン
- Lightning接続版の「MK293J/A」は、中古市場でお得に入手しやすい
イマイチだった点

- マルチデバイス接続に非対応
- バックライト非搭載
- キーストロークの浅さは好みが分かれる
- Lightning端子は現行より古い仕様
- カスタマイズ性が乏しい
- 最も生産時期が古い2021年版を購入した場合、バッテリーの劣化がどの程度あるのかわからない
まとめ
Magic Keyboardは、Appleエコシステムと統合された体験を重視するユーザーにとって最適です。セキュリティ・静音性・携帯性を求めるなら、今も十分価値があります。価格は高めですが、中古市場なら手頃に入手できるのも嬉しいポイントです。特に現行のUSB-C版が2万円前後するのに対し、Lightning版のMK293J/Aは中古で1万円前後で手に入るため、コスト面での魅力は大きいと感じました。
おわりに

結局どうだった?本当に買ってよかったの?

うん、Touch IDは想像以上に便利だった。パスワード入力の手間が本当になくなったよ

夜中にカタカタうるさかったのも静かになったわね

それも大きなメリットだね。薄くて軽いから持ち運びも楽になったし、カフェでの作業も増えそうだよ(カフェのようなオシャレところには行かない。)
メカニカルキーボード愛好家には物足りないかもしれませんが、Apple製品との親和性・静音性・携帯性を重視する人にとっては、今でも完成度の高い選択肢です。日常を静かに支え、指先ひとつで世界を広げてくれる──そんな存在が、この Magic Keyboard(MK293J/A) です。
現行(2025/09/17時点)の「Touch ID搭載 Apple Magic Keyboard(USB-C)」は、以下から購入することができます。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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