皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
HHKB Professional HYBRID Type-S、その名を聞くだけで、キーボード愛好家たちの心が躍ることでしょう。(言い過ぎ?笑)
巷では、HHKB Studio が話題ですが、なぜか離れなれない静電容量無接点方式。このタイピング感はとても、リズムがよく、文字を入力することが楽しくなります。
このキーボードが持つスタイリッシュなデザインと高機能性は、長年にわたり多くのファンを魅了してきました。今回は、特に白モデルの魅力に迫り、その独特な打鍵感とカスタマイズ可能性を深掘りしていきます。
ぜひ最後まで見て行ってください(一緒にキーボード沼に入りましょう(^ ^))。
はじめに
60%キーボードが流行っているけど、HHKBは昔から60%だったよね。
今、流行っているコンパクトキーボードの走りだね。
私の環境は「Mac」ですので、Macで使うことを前提に記述して行きますが、Windowsユーザーの方にも参考になると思います。
私は、元プログラマで、結構な期間(30年間)ほど、キーボードを打つのが仕事でしたが、今は、ブロガーとして記事を書くことを副業としています。
1日に約1万文字の入力を行うのですが、明らかに、HHKBを使うとタイプミスが減り、快適な入力を行うことができています。
そんな、「PFU HHKB Professional HIBRID Type-S 日本語配列/白」を今回はご紹介します。
PFU HHKB について
HHKB、またはHappy Hacking Keyboardは、キーボード愛好家、特にプログラマーと技術者の間で非常に評価されている製品です。このキーボードは、その独特なレイアウトと設計哲学で知られています。ここでは、HHKBの歴史とその特徴について詳しく見ていきましょう。
初代HHKBの誕生
HHKBは1996年にPFU Limited(富士通の完全子会社)によって初めて市場に登場しました。このキーボードは、有名なプログラマである和田氏によって設計され、彼の理想とする「ハッキング」に適したキーボードを形にしたものです。初代HHKBは、コンパクトな60%レイアウト(フルサイズキーボードの60%のキー数を持つ)を採用しており、標準的な数のキーを持つキーボードよりもスペースを少なくしています。
静電容量無接点方式の採用
2003年には、HHKBが大きな進化を遂げ、静電容量無接点方式(Capacitive Non-Contact Type)を採用しました。これにより、HHKB Professionalシリーズが生まれ、「Type-S」として知られるようになりました。この方式は、キーキャップがスイッチに物理的に接触しないため、タイピング時の感触が向上し、耐久性が大幅に高まります。
デザインと機能の進化
HHKBは、初代モデル以降も続々と改良が加えられ、特にプログラマーに必要とされる機能やカスタマイズ性が追求されました。例えば、DIPスイッチを通じてキーマップを変更できるようになったり、複数のOSで使えるように設計が最適化されたりしました。
HHKB Professionalシリーズの展開
HHKB Professionalシリーズは、さまざまなモデルが展開されました。その中でも「HHKB Professional HYBRID」や「HHKB Professional HYBRID Type-S」は、Bluetooth接続が可能でありながら、静電容量式の高いタイピング性能を維持しています。これにより、デスクをスッキリ保ちつつ高い入力効率を実現できるようになりました。
現在までの影響
HHKBは、その発売以来、キーボードに求める要素を追求し続けるユーザーから高い評価を受け続けています。特にタイピングの精度と速度を重視するユーザーに愛用され、エンジニアリングやプログラミングの世界で広く採用されています。
HHKBの歴史は、常にユーザーのニーズを満たすことを目指した製品開発の歴史であり、今後もその進化が続くことでしょう。
具体的な会社の情報やその哲学、製品情報については、HHKBの公式ウェブサイト(https://happyhackingkb.com/jp/)にさらに詳しい情報が載っていますので、そちらを参照することをお勧めします。
HHKB Professional HYBRID Type-S の概要
今回、ご紹介するのは「HHKB Professional HYBRID Type-S/白」になります。
実際には、真っ白ではなく、昔、よくあったカラーリングである「アイボリー」と呼ぶ方がピンとくるかもしれません。
HHKB 公式のYoutube動画はこちらです。
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、高いタイピングパフォーマンスとポータビリティを兼ね備えたキーボードです。このモデルは静電容量無接点方式を採用しており、タイピングの快適性と耐久性が非常に高まっています。また、HYBRIDモデルは、Bluetooth接続可能であるため、ケーブルが無い環境でも使用できるのが大きな特徴です。
主な特徴
- 静電容量無接点方式: キータッチが非常に軽く、静音性にも優れる。
- コンパクト設計: 60%キーボードレイアウトで、デスクスペースを有効活用。
- 多OS対応: MacとWindowsの両方で使える機能キーを設定。
- Bluetooth機能: 複数のデバイスと接続可能で、切り替えも簡単。
- カスタマイズ性: DIPスイッチによるキー配列のカスタマイズが可能。
デザイン
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、上質なプラスチック素材を用い、洗練されたマットホワイトで仕上げられています。その軽量設計は、持ち運びにも便利で、オフィス、カフェ、自宅など、さまざまな場所での使用に適しています。
使用感
このキーボードは特にプログラマーやエンジニアに推奨されていますが、高速かつ正確なタイピングが必要なすべてのユーザーにとって、快適なタイピング環境を提供します。長時間の使用においても疲れにくい設計になっており、タイピングの疲労を軽減します。
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、その高機能性とスタイリッシュなデザインで、多くのキーボード愛好家に選ばれています。キーボードの最適化されたフォームファクターと静かで快適なタイピングフィールは、日常的な使用だけでなく、プロフェッショナルな作業にも最適です。
HHKB Professional HYBRID Type-S の技術仕様
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、高性能とポータビリティを備えた静電容量無接点方式のキーボードです。以下は、このキーボードの主な技術仕様をまとめたものです。
インターフェース
Bluetooth 4.2(LE)Class2、USB Type-C(ケーブルは付属しません)
無線操作距離
最大10m
寸法と重量
幅 | 294mm |
奥行き | 120mm |
高さ | 40mm |
重量 | 550g(電池含まず) |
カスタマイズ機能
DIPスイッチ、キーマップ変更機能(ソフトウェア)
DIPスイッチ | OFF | ON |
SW1 | Winモード | Macモード |
SW2 | Ctrl | 英数 |
Fn | Ctrl | |
SW3 | BS | Del |
SW4 | ↑ | Shift |
↓ | ◇ | |
← | Del | |
→ | Ctrl | |
SW5 | ◇ | Alt |
Alt | ◇ | |
SW6 | 省電力有効 | 省電力無効 |
HHKB キーマップ変更ツール
HHKB キーマップ変更ツールは以下、リンクからダウンロードできます。
直感的で分かりやすいインターフェースですので、操作については割愛させていただきます。
キー数
US配列60キー、JIS配列69キー
キー仕様
静電容量無接点方式、ステップスカルプチャ、キーピッチ 19.05mm、キーストローク 3.8mm、押下圧 45g
キックスタンド
高さは二段階に調節可能
電源
単三乾電池 x 2本(単三アルカリ電池、単三マンガン電池、単三ニッケル水素充電池)、USBコネクターからの給電
動作時間
アルカリ乾電池使用時の目安:約3ヶ月
サポートOS
Bluetooth接続 | Windows8.1以降、macOS 10.15以降 Android 4.4以降 iPadOS 13.0以降 |
USB接続 | Windows 7以降、macOS 10.12以降 |
価格
2024年4月28日時点では、「36,850円」になります。
市場価格は、モデルや時期、タイムセール等によって異なりますが、以下のアフィリエイトリンクがAmazonでの価格になります。
ショートカット
Fn+ 1~0 | F1~F10 |
---|---|
Fn+ – | F11 |
Fn+ ^ | F12 |
Fn+ BS | Delete |
Fn+ I | Pic/SRq |
Fn+ O | ScLK |
Fn+ P | Pus/Brk |
Fn + K | Home |
Fn + L | PgUp |
Fn + , | End |
Fn + . | PgDn |
Fn + Tab | Caps |
Fn + N | + |
Fn + M | – |
Fn + H | * |
Fn + J | / |
Fn + @ | ↑ |
Fn + / | ↓ |
Fn + ; | ← |
Fn + : | → |
Fn + ↑ | Shift |
Fn + ↓ | ◇ |
Fn + ← | Del |
Fn + → | Ctrl |
Fn + A | Vol_Dn |
Fn + S | Vol_Up |
Fn + D | Mute |
Fn + F | Eject |
Fn + Esc | Power |
ペアリングおよび動作モード切り替え時のキー操作
動作 | (表記のキーは左から順に押してください | キー操作LED |
ペアリング情報登録 | Fn + Q ↓ Fn + Control + 1 〜 4 | 青色点滅(1秒に2回) ↓ 速い青色点滅(1秒に4回) |
ペアリング情報全削除 | Fn + Q ↓ Fn + Z + BS | 青色点滅(1秒に2回) ↓ 橙色点灯→消灯(電源オフ) |
ペアリング情報個別削除 | Fn + Q ↓ Fn + Control + BS + 1 〜 4 | 青色点滅(1秒に2回) ↓ 橙色点灯→消灯(電源オフ) |
使用機器の切り替え (Bluetooth) | Fn + Control + 1 〜 4 | 青色点灯→消灯 |
USB接続に切り替え | Fn + Control + 0 | 青色点灯→消灯 |
ペアリングモード解除 | Fn + X | 青色点灯→消灯 |
Winモードに切り替え | Fn + Control + W | 消灯 |
Macモードに切り替え | Fn + Control + M | 消灯 |
高品質な打鍵感と耐久性
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、その高品質な打鍵感と耐久性において、非常に評価されています。このキーボードは、静電容量無接点方式を採用しており、物理的な接触がないため摩耗がほとんどありません。これにより、長期間にわたり一貫した打鍵感が保たれ、耐久性が大幅に向上しています。
打鍵感の秘密
HHKB Professional HYBRID Type-Sの打鍵感は、キーボードを愛用するユーザーから特に高く評価されています。その理由の一つとして、機械的な接触を伴わない静電容量無接点方式が挙げられます。この方式では、キープレスが直接的な摩擦によって行われず、非常に滑らかで静かな打鍵が可能です。また、押下時の感触が非常に軽いため、長時間のタイピングでも手の疲れを感じることが少なくなります。
耐久性の向上
静電容量無接点方式の採用は、HHKB Professional HYBRID Type-Sの耐久性を向上させる重要な要素です。物理的な接触がないことで、キースイッチの摩耗を大幅に減少させ、キーボードの寿命を延ばすことができます。多くの機械式キーボードが数千万回のキーストロークを持つとされていますが、HHKB Professional HYBRID Type-Sはそれをはるかに超える耐久性を実現しています。
静音性
さらに、このキーボードの静電容量無接点方式は、打鍵時の騒音を大幅に軽減します。オフィス環境や静かな場所での使用にも適しており、集中して作業を行う際にキーボードの騒音が気になることはありません。この静音性は、HHKB Professional HYBRID Type-Sを愛用するユーザーから高く評価される点の一つです。
総じて、HHKB Professional HYBRID Type-Sは、その卓越した打鍵感、静音性、そして長期にわたる耐久性によって、多くのプロフェッショナルやキーボード愛好家から選ばれ続けています。その品質は、日々の作業を快適かつ効率的にするための優れたツールと言えるでしょう。
スタイリッシュで機能的なデザイン
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、スタイリッシュで機能的なデザインを持つ高性能キーボードです。そのコンパクトな60%レイアウトは、デスクスペースを最大限に活用しながらも、必要な機能をすべて搭載しています。
デザインの特徴
HHKB Professional HYBRID Type-Sのデザインは、シンプルかつミニマリスティックです。無駄を排除した洗練された外観が、どんな環境にも自然と溶け込みます。キーボードのフレームは高品質なプラスチック素材で作られており、軽量でありながら堅牢です。そのマットな質感は、上品かつモダンな印象を与え、長時間の使用でも指紋や汚れが目立ちにくいのが特徴です。
機能的な側面
HHKB Professional HYBRID Type-Sは、そのデザインだけでなく、多くの機能的な側面でも際立っています。特に静電容量無接点方式の採用は、タイピングの精度と快適性を大幅に向上させています。さらに、BluetoothとUSBのデュアル接続オプションにより、多様な作業環境とシームレスに連携できます。このキーボードは複数のデバイスに対応し、簡単に切り替えが可能であるため、モバイルとデスクトップの間で効率よく作業を行うことができます。
カスタマイズ性
ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズが可能なDIPスイッチや、ソフトウェアでのキーリマッピング機能を備えています。これにより、キー配列や機能キーの割り当てを自由に変更することができ、個々の使用習慣に最適な設定を施すことができます。
ポータビリティ
その軽量設計とコンパクトなサイズは、オフィスだけでなく、外出先での使用にも適しています。バッグに入れて持ち運びやすく、カフェや共同作業スペースなど、様々な場所での作業が可能です。
Bellroy の Lite Sling にもピッタリと収まります。
実際の使用感
HHKB Professional HYBRID Type-Sに関しての実際の使用感は、デザインの美しさと高い機能性からも優れたユーザーエクスペリエンスを提示しています。
打鍵感、応答性、カスタマイズ性のバランスが調和しており、これらの要素が一体となって、日々のタイピングを格段に快適なものに変えてくれるでしょう。
HHKB というブランド力だけではなく、実際にタイピングすればわかるコトコト感と、Fnキーとの組み合わせによって、ホームポジションから、あまり指を動かすことなく、思った機能を実行することができます。
静電容量無接点方式のスイッチは、東プレや、NIZで経験済みでしたが、HHKB Professional HYBRID Type-S はより静かで気持ちよくタイピングができました。
少し遊び心で、キーキャップを部分的に、東プレ・リアルフォースのブラックのものに変更しています。
打鍵感と応答性
HHKB Professional HYBRID Type-Sの打鍵感は、そのユニークな静電容量無接点方式によって非常に評価されています。この設計では、物理的な接触がなく、滑らかで静かな打鍵が可能となっており、タイピングの疲れを感じにくくします。このタイプのキースイッチは、軽いタッチで反応し、タイピングの速度と正確性を向上させるので、長時間の作業にも適しています。
応答性においても、HHKB Professional HYBRID Type-Sは優れています。キーシステムの高速反応はプログラミングやデータ入力など、精度が求められる作業で真価を発揮します。また、複数のデバイスとのBluetooth接続も滑らかで、簡単に切り替えが可能です。
これらの特性は、HHKBがプロフェッショナル向けに特化していることを示しており、高度なタスクをこなすユーザーにとって理想的なツールです。打鍵感の良さと高速な応答性は、このキーボードが多くのテクノロジー愛好家に支持される理由の一つです。
実際の打鍵音を動画で確認してみて下さい
打鍵音については以下のYoutubeへ動画をアップしておりますので、確認してみて下さい。
(出来れば、いいね、チャンネル登録をしていただければ、とても励みになります。)
カスタマイズ可能性
キーの配置は、ノーマルのままでも、とても使いやすいですが、私の場合は、以前からテキストエディタ「VIM」を使っていたこともあって、矢印キーの機能をリマップしています。
「H、J、K、L」にそれぞれの矢印キーを配置して、ホームポジションからあまり動かなくてもカーソル移動や、日本語変換時の候補選択などを行うことができます。
尊師スタイルに必要なアイテム
まずは、セパレート型のパームレスト
このパームレストには「HHKB」のロゴが入っています。
MacbookやノートPCの上に置くための「キーボードブリッジ」
総合的な感想
総合的に見て、HHKB Professional HYBRID Type-S は圧倒的な打鍵感と高速タイピングを提供するキーボードです。静かでコトコトとした打鍵音は気持ちよくタイピングするのにとてもリズムがよく、快適です。
60%レイアウトのコンパクトさは、左手デバイス、右手にマウスというスタイルでも、窮屈にならずに使うことができます。
昨今の60%レイアウトの先駆けとして君臨している、HHKB ですが、普通にキーボードを快適に打ちたいという、とてもシンプルなニーズを満たしてくれることでしょう。
別に高速にタイピングできなくても、プロのプログラマじゃなくても、使いたいし、所有欲を満たしたいという気持ちを叶えてくれます。
私も沢山の文字をタイピングするので、その1文字、1文字を打つ際に、気持ちが良い体験ができました。
おわりに
HHKB Professional HYBRID Type-S の使い勝手は思ったより良かったね。
高級で、プロのプログラマが使う、ごくわずかな人にしか向かない憧れのキーボードだったけど、これは、皆さんに使ってもらいたいキーボードだと思うね。
本記事では、HHKB Professional HYBRID Type-S を詳細にレビューしました。長年培われてきた、静電容量無接点方式の技術を体験し、その打ち心地の良さに感動しました。
デフォルトの状態でのパフォーマンスも卓越しており、カスタマイズを行うことで更なる使用感の向上が期待できます。
カラーバリエーションも3色と、四季をイメージした春の「さくら」のピンクのキーキャップは、使用者の好みや環境に合わせたカスタマイズを実現します。
「さくら」以外の季節のカラーリングがどのようなものになるのかも、これから楽しみなところです。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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