皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
今回は、「PERGEAR 35mm F1.4 フルサイズ ニコンZマウント」を、APS-C機であるNikon Zfcで使用してみたいと思います。
Nikon Zfcで使用すると、焦点距離は35mm版換算で52.5mm相当となり、標準的な画角のレンズになります。
このレンズはマニュアルフォーカスの単焦点レンズとして、初めて選ぶ1本にちょうど良い焦点距離と言えると思います。
また、開放F値がf/1.4と非常に明るいため、ボケを活かした撮影や暗所での撮影にも適しています。
標準画角の単焦点レンズは一本は持っておきたいね。
イメージセンサーサイズが「フルサイズ」なら「35mm」
「APS-C」なら「52.5mm」と使いやすい焦点距離になるね。
マニュアルフォーカスのレンズは、ピント合わせを楽しむことができるね
はじめに
「PERGEAR」のレンズは、開放F値が低い(明るい)ものが多く、何よりも、メーカー純正レンズと比べた時に、その価格の安さが際立っています。
国産中古レンズが好きで色々と試しているのですが、値段的にも中国製のマニュアルフォーカスレンズも視野に入ってくると思います。中古レンズはどれくらいの程度のものが手に入るかわからないところがありますが、こちらであれば、Amazon等で新品が手に入るのも嬉しいですね。
今回も、マニュアルフォーカスのレンズを試してみたいと思い、今回は「PERGEAR 35mm F1.4」を購入してみました。
イメージセンサーがフルサイズの「Nikon Zf」で使ってみたレビューもしています。
「Nikon Zfc」では、他にも中華製レンズもレビューしています。
使用するカメラ
今回のカメラは「Nikon Z fc」になります。
「Nikon Z fc」は、センサーサイズが「APS-C」になりますので、「PERGEAR 35mm F1.4」の焦点距離は、35mm版換算で「52.5mm」相当となります。
今回、紹介するレンズ
今回紹介するのは、「PERGEAR 35mm F1.4」です。
このレンズは、Nikonなどのメーカー純正レンズに比べて非常にリーズナブルな価格で購入できます。同じ予算でPERGEARのレンズを複数本揃えることも可能です。それでいて、しっかりとした作りとコンパクトなデザインが魅力です。
また、このレンズはフルサイズ対応で、APS-Cセンサーのカメラで使用するとイメージサークルに余裕があるため、ケラレや周辺減光の心配も少ないでしょう。
レンズマウントは金属製でした。
明るくて、小さくて軽い 245g がいいですね。
ちなみに「Nikon NIKKOR Z 40mm f/2」は、170g です。(マウントなどが樹脂製だったりします)
レンズキャップ、レンズフード、レンズフィルター、この他、レンズキャップ裏側、収納ポーチもセットになっているので、この製品だけ買えば、とりあえず揃っています。
仕様
「PERGEAR 35mm F1.4」の仕様
型式 | ニコン Z マウント |
---|---|
焦点距離 | 35mm |
レンズ構成 | 5群7枚 |
対応撮像画面 | フルサイズ |
フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
最短撮影距離 | 0.3m |
絞り羽根枚数 | 10枚 |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
フィルターサイズ | 43mm |
寸法 | Φ59.6 x 49mm |
質量 | 245g |
「Nikon Z fc」の仕様概要
レンズマウント | ニコン Z マウント |
---|---|
有効画素数 | 2088万画素(総画素数2152万画素) |
センサーサイズ | 23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー、APS-Cサイズ/DXフォーマット |
ISO感度 | 100〜25600 |
シャッタースピード | 1/4000〜4秒 |
高速連続撮影 | 約5コマ/秒 |
約11コマ/秒(JPEGで高速連続撮影(拡張)時の最大撮影速度 | |
動画撮影 | 4K UHD 30p |
フルHD 1080/120p | |
記録媒体 | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(SDHC、SDXCはUHS-I規格に対応) |
寸法 | 約134.5 x 93.5 x 43.5mm |
質量 | 約445g |
その他の機能 | Wi-Fi内蔵(IEEE802.11b/g/n/a/ac) |
Bluetooth内蔵(Ver.4.2) | |
タッチパネル | |
バリアングル液晶 |
PERGEAR について
Pergear(パーギア)は、中国を拠点とするカメラ機材および撮影アクセサリーのブランドで、手頃な価格と高い品質を兼ね備えた製品で注目されています。写真愛好家やビデオクリエイターの間で人気が高まっており、特にコストパフォーマンスに優れた製品展開が特徴です。Pergearは、初心者からプロまで幅広い層のニーズに応える多彩なラインナップを提供しています。
代表的な製品には、ヴィンテージ感のある描写が可能なマニュアルフォーカスレンズ、安定した撮影をサポートする三脚、ポータブルで使いやすいLEDライトなどがあります。特にレンズは、個性的なボケ表現やシャープな描写力を求めるユーザーから高い評価を得ています。また、Pergearの製品は多くの主要なカメラメーカー(Sony、Canon、Fujifilm、Nikonなど)との互換性を持ち、幅広いユーザー層に対応しています。
Pergearのもう一つの魅力は、軽量かつコンパクトなデザインにより、携帯性に優れている点です。これにより、旅行やアウトドア撮影を楽しむユーザーにも適しています。また、低価格ながら妥協のない品質を提供する姿勢から、初めてカメラ機材を揃える初心者にもおすすめです。
同ブランドの製品は、公式ウェブサイトやAmazonなどのオンラインストアを通じて簡単に購入できます。中国発のブランドながら、世界中の写真・映像愛好家の間で支持を広げており、手頃な価格で高品質な機材を探している方にとって、Pergearは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
使ってみた感想
今回、ご紹介するフルサイズ対応レンズ「PERGEAR 35mm F1.4」が 245g ですので、コンパクトな単焦点レンズになると思います。
ミノルタのオールドレンズで焦点距離35mm の記事も書いておりますが、こちらはかなりコンパクトで重量も169g と軽いですが、カメラとレンズの接続には、マウントアダプターが必要です。
「PERGEAR 35mm F1.4」は、NikonのZマウント用のレンズなので、マウントアダプターは必要ありません。
カメラボディ(445g)+ レンズ(245g)+ Nikon純正グリップ(84g)なので、重量は「774g」になりました。
「Nikon Zfc」自体、軽くてコンパクトなので、グリップは必要かと言われると「重さ」の面では必要ないかもしれませんが、指が掛かる場所があるだけで、握りやすく、取り回しもよくなります。
グリップの重量「84g」をどう捉えるかはありますが、私はグリップありが好みです。
外観
装着した見た目はこんな感じです。
レンズの全長は、49mm で、先細りになっています。とてもコンパクトで、逆に、レンズ部分を持って、カメラをカバンに収める時など、持つ場所が少ないと感じました。
絞りリングがボディ側にあり、フォーカスリングが先端にある作りです。
絞りリングはクリック感があり、感触がいいです。
クリック感(カチカチ)と鳴るので、動画撮影で使うには向いていないかもしれません。
フォーカスリングを回すと、鏡筒が伸びますが、絞りリングがボディ側にあるので、絞りリングの位置がそれに合わせて前後することはありません。
やはり、「Z fc」には、こういったオールドレンズ風なものがマッチしますね。
横から見ると、レンズの長さも、さほど長い印象ではありませんでした。
コンパクトなサイズと言って問題ないでしょう。
使っているカバン、ストラップ
最近、私は「HAKUBA カメラバッグ Chululu レニュー フラップショルダーバッグM オリーブ」を使っています。
とても軽いバッグで、この記事で紹介しているカメラ(Zf)にレンズを装着した状態で収納できます。
私は、予備のレンズを持ち歩くことがないので、レンズ装着のカメラを収納している中央以外は、小物入れにしています。
カメラストラップは、ネックストラップや、ショルダーストラップ、ハンドストラップなど、使い分けたいので、アンカーリンクスをストラップに装着して、気軽に交換できるようにしています。
自宅に帰ったら、ストラップを外し、また外出時に好みのストラップをつけるというような運用をしています。
「Nikon Zfc」はバリアングル液晶になっており、液晶を開けた時にストラップがあると邪魔になることがあります。ハンドストラップなら、片側だけにストラップを取り付けるので、液晶の邪魔にならないところがいいですね。
試し撮り
最短撮影距離が 30cm ということで、かなり寄れる印象です。
全高6cm弱の小瓶はこれくらいに写ります。
生活感が出ていてすみません。
ピンともしっかり合わせれば、シャープに写る印象です。
愛犬を撮ってみた
ペットを室内でマニュアルフォーカス(MF)で撮影するのは、特に光量が少ない環境では難しく、慣れが必要です。
絞り開放F1.4で撮影するとピント面が非常に薄く、被写体の動きに合わせるのが難しくなります。一方で、絞り込むと光量が減り、シャッター速度を稼ぐのが難しくなります。また、ISOを上げすぎるとノイズが増えますが、それを味として楽しむ考え方もあります。
室内で走り回るペットを撮るには、シャッター速度を確保するために開放F1.4を使うことが多く、薄いピント面へのフォーカスは時間がかかります。しかし、練習を重ねるうちにピント合わせの速度が向上し、撮影そのものが楽しい趣味になりました。
使っているレンズは35mm換算で焦点距離が「52.5mm」相当となり、日常のスナップ撮影にも適した画角です。
最初のうちは、ピントが外れた写真が多くなってしまいますが、カメラを操作している実感があり、それがとても楽しいです。
撮影後は、RAWデータを現像して、すぐにブログやSNSにアップしています。
ただ、RAW現像をしなくても、JPEG撮って出しの写真をスマホに取り込み、露出だけ調整してそのままアップすることもあります。
どちらの方法でも、自分のスタイルに合わせて楽しめるのが魅力です。
ガチピン写真が一枚もないのが残念ですが、ペット(チワワのそらちゃん)と、格闘しながら、徐々にスキルアップできればいいなと思っています。
ピントが少しくらい甘くても、この写真好き!というようなスナップも撮れることがあるので、それも楽しみの一つです。
風景を撮ってみた
レンズを変えるたびに感じるのですが、新しいレンズに慣れるまでは、写真がどう写るのか把握するのに時間がかかります。そのため、レンズの性能を十分に引き出せていないこともあるかもしれません。
それでも、「Nikon Zfc」とマニュアルレンズの組み合わせは、どこか懐かしいノスタルジーを感じさせつつ、とても楽しい体験をもたらしてくれます。
今回も、いつもの田んぼ風景や近所のスナップ撮影を楽しみました。
電車を撮ってみた
カスタムピクチャーコントロール
「Nikon Zfc」に搭載されているピクチャーコントロールは「SD スタンダード」で、撮ることが多いのですが、今回は、カスタムピクチャーコントロールも使ってみました。
こちらのサイトで、カスタムピクチャーコントロールをダウンロードできますので、お気に入りのピクチャーコントロールを探されるのもいいと思います。
私は「Xpro2」というFUJIFILM風のピクチャーコントロールが気に入っています。
少しコントラストが強い傾向があるのかもしれません。
SNS等では、あまり暗い写真は好まれないと思いますので、少し明るく撮ればいい感じになるのではないでしょうか。
RAW現像することが前提であれば、撮影時は好みのピクチャーコントロールを使って、後で変更することもできます。
使ってみた感想のまとめ
PERGEAR 35mm F1.4 レンズを実際に使ってみて、多くの点で良好な印象を受けました。まず、このレンズは非常にコンパクトで、重量が 約245g と軽量なため、持ち運びが非常に便利です。
特に「Nikon Zfc」と組み合わせると、全体として取り回しがとても良くなります。また、デザイン面でも優れています。
明るい開放F1.4 の絞りと最短撮影距離 30cm の仕様は、テーブルフォトなど近接撮影ができますが、ペットを撮るには、被写体との距離が近くなりますので、ペットが怖がらないように配慮が必要そうです。これも慣れだと思います。
風景撮影では「無限遠」のフォーカスが甘めだと思いました。
少し、無限遠からフォーカスを戻す(ちょっとだけ)と、シャープに写ります。
価格についてはリーズナブルで、コストパフォーマンスが高いと感じましたが、オールドレンズを安価に手に入れられている方ですと、少しお高いと感じられる場合もありそうです。
マニュアルフォーカスの操作も楽しさの一つです。フォーカスリングの感触が良く、カメラ操作の楽しさを再発見させてくれます。
全体的に、このレンズはノスタルジックな外観と高い使用感が魅力的で、写真撮影をより楽しいものにしてくれました。微調整が必要な点もありますが、総じて、非常に満足のいくものでした。
良かった点、イマイチだった点
良かった点
- 意外とシャープに写ってくれる
- 開放F値が、f/1.4 と明るく、シャッター速度が稼げる
- 最短撮影距離が 30cm と寄れる
- 小さくて軽い(質量約245g)、カバンの容量を圧迫しない
- 絞りと、マニュアルフォーカス(操作自体が楽しい体験になる)
- 懐かしいスタイルを楽しめる
イマイチだった点
- リーズナブルとはいえ、コストパフォーマンスが良いかと言われると迷う(国産のオールドレンズが3本ほど買える値段だから)
- 無限遠でのピントが甘め
おわりに
「PERGEAR 35mm F1.4」は、Zfc(APS-Cセンサーのカメラ)では、35mm版換算で、約52.5mm相当の画角になりますので、標準画角のレンズにもなります。
大きいレンズを付けていると、取り回しが不便だったりするのですが、そういうこともなく普段使いの使用に持ってこいです。とりあえず、このレンズをつけとけば、とにかくスナップ写真を量産できます。もちろんじっくりと構図を考えて撮るのもいいですね。
「Nikon Zfc」は気軽に持ち運べるカメラとして、ファッション性も欲しかったので、このレンズとの見た目の相性はとても良かったと思いました。
「PERGEAR 35mm F1.4」をもっと使いこなし、そら君U^ェ^Uのベストショットを狙いたいと思っております。
「Nikon Zf」と「Nikon Zfc」でともに丁度いい焦点距離で使いやすいね。
見た目もオールドレンズっぽくても、ちゃんとZマウント用に作られているから、マウントアダプターもいらないね。
各カメラメーカーのマウント毎にレンズが販売されていますので、以下のAmazonのリンクから購入することができます。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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