皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
今回は「銘匠光学 TTArtisan 23mm F1.4 C ニコンZマウント APS-C」をご紹介したいと思います。
この 23mm という焦点距離(APS-C)のレンズは、35mm判換算で「35mm」という焦点距離となります。
35mm相当の画角は、準広角レンズなので、単焦点レンズの1本目として、最適な焦点距離ではないでしょうか。f/1.4 と明るいレンズになっています。
シンプルでコンパクトなレンズだね。
お財布的にもリーズナブルなお値段なのが嬉しい
マニュアルフォーカスなので、カメラやレンズを操る楽しみにもなるよね
はじめに
前回の記事で「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C」を紹介しました。
今回も、マニュアルフォーカスのレンズを他にも試してみたいと思い、今回は「銘匠光学 TTArtisan 23mm F1.4 C」を購入してみました。
もちろん、カメラは「Nikon Z fc」になります。
Nikon Z fc は、センサーサイズが「APS-C」になりますので、「銘匠光学 TTArtisan 23mm F1.4 C」のレンズは、35mm判換算でいうと、約1.5倍の「35mm」相当のレンズということになります。
前回は「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C」購入して、概ね好感触を得られたので、銘匠光学の正規代理店である焦点工房のAmazonにて購入しました。
レンズマウントは金属製でした。
明るくて、小さくて軽い(でも、250g)のがいいですね。
ちなみに「Nikon NIKKOR Z 40mm f/2」は、170g です。(マウントなどが樹脂製だったりします)、「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C」は、190gです。
レンズキャップも金属製の被せるタイプでした。
キャップとレンズの装着感が少し弱く、外れてしまいそうなので、レンズキャップは他の製品を買いました。
仕様
仕様は下記のようになっています
型式 | ニコン Z マウント |
---|---|
焦点距離 | 23mm(35mm判換算 35mm) |
レンズ構成 | 6群8枚 |
対応撮像画面 | APS-C |
フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
最短撮影距離 | 0.2m |
絞り羽根枚数 | 10枚 |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
フィルターサイズ | 43mm |
寸法 | 約Φ63 x 42mm (マウント部除く) |
質量 | 約250g |
銘匠光学 TTArtisan について
銘匠光学 TTArtisan は、中国発のレンズメーカーで、その名は高品質な手動フォーカスレンズで知られています。
TTArtisan のレンズは、クラシックなデザインと最新の光学技術を融合させた製品ラインが特徴です。
特に、絞り値の広いレンズやボケ味が美しいレンズなど、アマチュアからプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応しています。
これらのレンズは、優れた解像力と色再現性を誇り、ポートレート撮影や風景撮影などさまざまなシチュエーションで活躍しています。
また、価格設定もリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れた選択肢として多くのカメラ愛好者から高評価を受けています。
その独自性と品質により、TTArtisan は市場で急速に認知度を高めており、多くの写真家がその性能を信頼しています。中国製の高品質レンズとして、今後もさらなる成長と革新が期待されています。
焦点工房について
焦点工房は、日本国内でレンズやカメラアクセサリーの輸入・販売を手がける信頼のおける企業です。特に、中国や東アジアの優良光学機器メーカーとの提携により、高性能かつ手頃な価格の製品を多く取り扱っています。これにより、独自の市場ポジションを確立しており、多くのカメラ愛好者やプロフェッショナルに支持されています。
焦点工房は、TTArtisan、七工匠 7Artisans、LIGHT LENS LAB など、技術力と信頼性に定評のあるメーカーと提携しています。特に TTArtisan のレンズは、高品質な手動フォーカスの光学機器として知られ、クラシックでエレガントなデザインと最新の光学技術を融合させた製品が特徴です。
また、焦点工房は、日本国内でのサポート体制も充実しており、購入後のアフターサービスや製品の保証対応が評価されています。これにより、ユーザーは安心して製品を購入し、長く使用することができます。
製品ラインアップには、広角レンズから望遠レンズ、さらにはマクロレンズまで多岐にわたり、あらゆる撮影シーンに対応できる仕様となっています。また、フィルターやレンズフードなどのアクセサリーも豊富に取り揃えており、撮影の幅を広げるアイテムが充実しています。
焦点工房は、独自の専門知識と多様な製品ラインアップを武器に、ユーザーのニーズに応えるために日々努力しています。コストパフォーマンスに優れた高品質なレンズ製品を通じて、多くの写真愛好者に撮影の楽しさを提供し続けています。
焦点工房のオンラインストアはこちら
使ってみた感想
前回の記事で紹介した「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C (190g)」と比べると大きくなり、重量も 250g なのですが、Z fc につけても、まだまだコンパクトなレンズになると感じました。
装着した見た目はこんな感じです。
ブラックのボディにシルバーのローレットが目を惹きますね。
カラーリングとしては、ローレットがブラックのバージョンがあるようです。私は、Amazonで見つけることができませんでした。ブラックならなお一層、ブラックボディーの Zfc に似合いそう。
絞りリングはクリック感があり、感触がいいです。
フォーカスリングを回すと、鏡筒が伸びるので、絞りリングの位置がそれに合わせて前後することになります。
やはり、Z fc には、こういったオールドレンズ風なものがマッチしますね。
横から見ると、レンズの長さも短い印象。
コンパクトなサイズと言って問題ないでしょう。
やはり、コンパクトにカメラが収まっているので、カバン選びはあまり考えなくていいかもしれません。
最近、私は「K&F Concept」のカメラバッグを使っています。
このカバンのレビューはまた記述したいと思います。
Zfc は小型、軽量なカメラですので、レンズも軽くすることでフットワークも軽くなることでしょう。
Z fcを購入した理由も昔懐かしノスタルジーの部分がありましたので、レンズもイメージに合っていいと思います。
私がよく撮影する被写体は、もちろん愛犬チワワの「そら君」なのですが、それ以外にもSNSでアップするようなテーブルフォトもよく撮ります
20cm まで寄れますので、料理や、小物をとることにも使えそうです。
生活感が出ていてすみません。
わかっていたことでしたが、ペットとMF(マニュアルフォーカス)はとても大変でした。
特に室内で走り回るペットを撮るには、ある程度、シャッター速度も欲しいので、絞りを開放F1.4 にして薄いピント面にフォーカスすることは、かなり時間がかかりました。
ただ、時間と共に習得していくと、ピント合わせも速くなってゆき、これは、これで面白い趣味だと思い始めました。
35mm相当なので、室内でも広く写真に収めることができますね。
でも、撮れる画が、ピントを外したものが量産されるのですが、カメラを操作しているんだという感覚が楽しいです。
今回は、撮影したデータをRAW現像して、直ぐにブログやSNSへ発信しています。
RAW現像しなくても、JPEG撮って出しでも、スマホに取り込んでから露出だけ調整してアップするといった運用もしています。
ガチピン写真が一枚もないのが残念ですが、ペット(チワワのそらちゃん)と、格闘しながら、徐々にスキルアップできればいいなと思っています。
Z fc に搭載されているピクチャーコントロールは「SD スタンダード」で、今回も撮ってみました。
露出(シャッター速度は固定で、ISO感度の変更)は、あまり頻繁には調整しなかったので、写真の暗さが目立ってしまいました。
このレンズは、少しコントラストが強い傾向があるのかもしれません。
SNS等では、あまり暗い写真は好まれないと思いますので、少し明るく撮ればいい感じになるのではないでしょうか。
ただ、レンズが変わるといつも思うことなのですが、画角や、最短撮影距離でどういう風に写るのか慣れないと、レンズの性能を引き出すには時間がかかっているだけかもしれません。
Z fc とマニュアルレンズという組み合わせは、ノスタルジーではありますが、楽しい体験になると思います。
いつもの田んぼ風景と、電車を撮影してみました。
オールドレンズのような写りのようですね。
最近のクッキリ、はっきり、シャープな描写とは違った表現を体験することができます。
使ってみた感想のまとめ
銘匠光学 TTArtisan 23mm F1.4 C レンズを実際に使ってみて、多くの点で良好な印象を受けました。まず、このレンズは非常にコンパクトで、重量が250gと軽量なため、持ち運びが非常に便利です。
特にZ fcなどの小型カメラと組み合わせると、全体として取り回しがとても良くなります。また、デザイン面でも優れています。シルバーのローレットがブラックボディのカメラに映え、クラシックな雰囲気を演出します。
このレンズは性能面でも満足のいくものです。
明るいf/1.4の絞りと最短撮影距離0.2mの仕様は、多様なシチュエーションで活躍します。
その上、価格がリーズナブルで、コストパフォーマンスが非常に高いと感じました。
マニュアルフォーカスの操作も楽しさの一つです。フォーカスリングの感触が良く、カメラ操作の楽しさを再発見させてくれます。
一方で、いくつかの改善点も挙げられます。まず、レンズキャップの装着感です。キャップが外れやすく、他のキャップを購入しました。
また、わかりきっていることですが、室内で動き回るペットを撮影する際は、マニュアルフォーカスがワンテンポ遅れ、特に開放f/1.4ではピントが薄いです。更に、絞りリングの位置がフォーカスリングの操作に影響を与える点については慣れが必要です。
全体的に、このレンズはノスタルジックな外観と高い使用感が魅力的で、写真撮影をより楽しいものにしてくれました。微調整が必要な点もありますが、総じて、非常に満足のいくものでした。
良かった点、イマイチだった点
良かった点
- 開放F値が、f/1.4 と明るく、シャッター速度が稼げる
- 小さくて軽い(質量約250g)、カバンの容量を圧迫しない
- 最短撮影距離0.2mと被写体に近づける
- 絞りと、マニュアルフォーカス(操作自体が楽しい体験になる)
- 価格がお手頃
- 懐かしいスタイルを楽しめる
イマイチだった点
- 付属のレンズキャップが緩いので、外れないか心配
おわりに
大きいレンズを付けていると、取り回しが不便だったりするのですが、そういうこともなく普段使いの使用に持ってこいです。とりあえず、このレンズをつけとけばスナップやテーブルフォト、お花の近接撮影ができるので、使いやすいです。
35mm相当の画角なので、風景写真を撮るのにも適していると思います。
私は、Zfc は気軽に持ち運べるカメラとして、ファッション性も欲しかったので、このレンズとの見た目の相性はとても良かったと思いました。
「銘匠光学 TTArtisan 23mm f/1.4 C」をもっと使いこなし、そら君U^ェ^Uのベストショットを狙いたいと思っております。
お財布に優しい趣味なのかな?沼ってない。
沼ってないよ、大事に使うよ
各カメラメーカーのマウント毎にレンズが販売されていますので、以下のAmazonのリンクから購入することができます。
レンズフィルターは 43mm を購入しました。
TTArtisan のメタルフードを着けると、よりノスタルジックになるのではないでしょうか。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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