皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
今回は「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C ニコンZマウント APS-C」をご紹介したいと思います。
この 25mm という焦点距離(APS-C)のレンズは、35mm判換算で 38mm という焦点距離となります。
35mm では広いし、50mmでは狭いと感じる方にとって、最適な焦点距離ではないでしょうか。f/2 と明るいレンズになっています。
シンプルでコンパクトなレンズだね。
一万円以下で買える、お財布に優しいレンズだね。
メーカー純正は高価なレンズが多いので、この値段で遊べるレンズはいいかも
はじめに
最近、Nikon Z fc のボディだけを購入し、以前購入した「Nikon NIKKOR Z 40mm f/2」を付けて遊んでいました。
Nikon Z fc は、センサーサイズが「APS-C」になりますので、「Nikon NIKKOR Z 40mm f/2」のレンズは、35mm判換算でいうと、約1.5倍の 60mm相当のレンズということになります。
60mm相当のレンズとなると、結構、画角的にクローズアップされた画が出てくるのですが、私の技量では、使い所が限られてしまいました。これは使い込むほどに技量が上がってくるので、いずれ楽しく遊べる時が来ると思います。
今回はマニュアルフォーカスではありますが、「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C(35mm判換算 38mm相当)」のレンズを購入してみました(銘匠光学の正規代理店である焦点工房のAmazonにて購入)
「38mm相当」の画角ということで、私の好きな 40mm の画角に近いことと、最短撮影距離が 25cm ということで、被写体に寄れることも決めてでした。値段も単焦点レンズとしてはお手頃な価格になっていて手が出しやすいのも購入の後押しになりました。
レンズマウントは金属製でした。
レンズをボディに嵌め込む際の目印となる赤い円がどうも、回転方向に180℃ずれているようで、目印通りに嵌めても、最後の「カチッ」と嵌る場所まで回りませんでした。180℃ずらせばカチッと嵌りました。でも印字が全部下側にいってしまい目視できなくなってしまいます。不具合なのか、こういう仕様なのか。
明るくて、小さくて軽い(でも、190g)のがいいですね。
ちなみに Nikon NIKKOR Z 40mm f/2 は、170g です。(マウントなどが樹脂製だったりします)
レンズキャップも金属製で、薄いですが、しっかりしています。
キャップの縁はギザギザになっており、指でしっかり回すことができますが、尖っているので、カメラバッグに入れる際などは、気をつけないと、他のグッズを傷つけてしまうかもしれません。
というわけで、レンズキャップは他の製品を買いました。
仕様
仕様は下記のようになっています
型式 | ニコン Z マウント |
---|---|
焦点距離 | 25mm(35mm判換算 38mm) |
レンズ構成 | 5群7枚 |
対応撮像画面 | APS-C |
フォーカス | MF(マニュアルフォーカス) |
最短撮影距離 | 0.25m |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最大絞り | f/2 |
最小絞り | f/16 |
フィルターサイズ | 43mm |
寸法 | 約Φ60-63 x24-27mm (マウント部除く) |
質量 | 約190g |
銘匠光学 TTArtisan について
銘匠光学 TTArtisan は、中国発のレンズメーカーで、その名は高品質な手動フォーカスレンズで知られています。
TTArtisan のレンズは、クラシックなデザインと最新の光学技術を融合させた製品ラインが特徴です。
特に、絞り値の広いレンズやボケ味が美しいレンズなど、アマチュアからプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応しています。
これらのレンズは、優れた解像力と色再現性を誇り、ポートレート撮影や風景撮影などさまざまなシチュエーションで活躍しています。
また、価格設定もリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れた選択肢として多くのカメラ愛好者から高評価を受けています。
その独自性と品質により、TTArtisan は市場で急速に認知度を高めており、多くの写真家がその性能を信頼しています。中国製の高品質レンズとして、今後もさらなる成長と革新が期待されています。
焦点工房について
焦点工房は、日本国内でレンズやカメラアクセサリーの輸入・販売を手がける信頼のおける企業です。特に、中国や東アジアの優良光学機器メーカーとの提携により、高性能かつ手頃な価格の製品を多く取り扱っています。これにより、独自の市場ポジションを確立しており、多くのカメラ愛好者やプロフェッショナルに支持されています。
焦点工房は、TTArtisan、七工匠 7Artisans、LIGHT LENS LAB など、技術力と信頼性に定評のあるメーカーと提携しています。特に TTArtisan のレンズは、高品質な手動フォーカスの光学機器として知られ、クラシックでエレガントなデザインと最新の光学技術を融合させた製品が特徴です。
また、焦点工房は、日本国内でのサポート体制も充実しており、購入後のアフターサービスや製品の保証対応が評価されています。これにより、ユーザーは安心して製品を購入し、長く使用することができます。
製品ラインアップには、広角レンズから望遠レンズ、さらにはマクロレンズまで多岐にわたり、あらゆる撮影シーンに対応できる仕様となっています。また、フィルターやレンズフードなどのアクセサリーも豊富に取り揃えており、撮影の幅を広げるアイテムが充実しています。
焦点工房は、独自の専門知識と多様な製品ラインアップを武器に、ユーザーのニーズに応えるために日々努力しています。コストパフォーマンスに優れた高品質なレンズ製品を通じて、多くの写真愛好者に撮影の楽しさを提供し続けています。
焦点工房のオンラインストアはこちら
使ってみた感想
まず、はじめに感じたのは、小さいこと、でも、金属の塊のような重量感(190g)を感じます。
装着した見た目はこんな感じです。
明らかに、「Nikon NIKKOR Z 40mm f/2」よりコンパクトになりますが、少し重量は増えます。
ブラックのボディにブラックのレンズ、似合いますね。
光軸とレンズの印字が少しずれているように感じました。
先ほども書きましたが、この個体の不具合かもしれませんが、レンズを装着する際に、最後の「カチッ」とボディに嵌るところまで回りませんでした。
その分だけ、光軸とレンズの印字がずれているように思います。
やはり、Z fc には、こういったオールドレンズ風なものがマッチしますね。
横から見ると、レンズの長さも短い印象。
やはり、コンパクトにカメラが収まっているので、カバン選びはあまり考えなくていいかもしれません。
Z fcを購入した理由も昔懐かしノスタルジーの部分がありましたので、レンズもイメージに合っていいと思います。
私がよく撮影する被写体は、もちろん愛犬チワワの「そら君」なのですが、それ以外にもSNSでアップするようなテーブルフォトもよく撮ります
「銘匠光学 TTArtisan 23mm f/1.4 C」というレンズを撮影してみました。室内であまり明るい状態ではないですが、こんな感じに写ります。これが撮影最短距離25cmまで寄った状態です。F値は開放f/2です。
撮って出しですが、背景のボケがモサモサ、周辺減光もありますが、私は気にならないタイプなのでいい感じに撮れていると思います。
f4 まで絞るとこんな感じです。
わかっていたことでしたが、ペットとMF(マニュアルフォーカス)はとても大変でした。
特に室内で走り回るペットを撮るには、ある程度、シャッター速度も欲しいので、絞りを開放f2 にして薄いピント面にフォーカスすることは、かなり時間がかかりました。
ただ、時間と共に習得していくと、ピント合わせも速くなってゆき、これは、これで面白い趣味だと思い始めました。
ただ、この写真を見て、「これスマホで撮ったんだよ」と言っても、「へーそうなんだ」的な感じになりそうです。
でも、撮れる画が、ピントを外したものが量産されるのですが、カメラを操作しているんだという感覚が楽しいです。
これらの写真は、撮って出しJPEGで、加工などせずに、直ぐにブログやSNSへ発信しています。
ガチピン写真が一枚もないのが残念ですが、ペット(チワワのそらちゃん)と、格闘しながら、徐々にスキルアップできればいいなと思っています。
Z fc に搭載されているピクチャーコントロールは「SD スタンダード」で、今回は撮ってみました。
露出(シャッター速度は固定で、ISO感度の変更)は、あまり調整しなかったので、写真の暗さが目立ってしまいました。
このレンズは、少しコントラストが強い傾向があるのかもしれません。
SNS等では、あまり暗い写真は好まれないと思いますので、少し明るく撮ればいい感じになるのではないでしょうか。
ただ、レンズが変わるといつも思うことなのですが、画角や、最短撮影距離でどういう風に写るのか慣れないと、レンズの性能を引き出すには時間がかかっているだけかもしれません。
Z fc とマニュアルレンズという組み合わせは、ノスタルジーではありますが、楽しい体験になると思います。
また、屋外で花や電車などを撮ったり、逆光の写真などどんなふうに撮れるか楽しみです。
2024.07.18 追記
良かった点、イマイチだった点
良かった点
- 開放F値が、f/2 と明るく、シャッター速度が稼げる
- 小さくて軽い(質量約190g)
- 最短撮影距離0.25mと被写体に近づける
- 絞りと、マニュアルフォーカス
- 価格がお手頃(1万円以下)
- 懐かしいスタイルを楽しめる
イマイチだった点
- 個体差なのか、レンズの取り付け時に最後まで締めて「カチッと」ロックがかからなかった(レンズのマウントに印字されている取り付けのマークが180度ずれているように思います。個体差か。180度ずらせば、カチッとロックがかかった)
- 付属のレンズキャップの縁がギザギザなので、カバンにしまう際に他の物を傷つけてしまうかもしれない
- 最短撮影距離0.25mというのは、まだまだ長いと感じる方もおられるかな
おわりに
大きいレンズを付けていると、取り回しが不便だったりするのですが、そういうこともなく普段使いの使用に持ってこいです。とりあえず、このレンズをつけとけばスナップやテーブルフォト、お花の近接撮影ができるので、使いやすいです。
私は、Zfc は気軽に持ち運べるカメラとして、ファッション性も欲しかったので、このレンズとの見た目の相性はとても良かったと思いました。
「銘匠光学 TTArtisan 25mm f/2 C」をもっと使いこなし、そら君U^ェ^Uのベストショットを狙いたいと思っております。
大事に使うんだよ。
そうだね。
大事に使うよ
各カメラメーカーのマウント毎にレンズが販売されていますので、以下のAmazonのリンクから購入することができます。
レンズフィルターは 43mm を購入しました。
TTArtisan のメタルフードを着けると、よりノスタルジックになるのではないでしょうか。
この記事がお役に立ちましたら幸いです。
では、また。
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