【銘匠光学 TTArtisan 35mm F1.4 C】レビュー:コスパの良い明るい標準単焦点レンズをNikon Zfcで使ってみる。

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皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。

今回は「銘匠光学 TTArtisan 35mm F1.4 C ニコンZマウント APS-C」をご紹介したいと思います。

この 35mm という焦点距離(APS-C)のレンズは、35mm判換算で「54mm相当」という焦点距離となります。

54mm相当の画角は、標準画角のレンズなので、単焦点レンズの1本目として、最適な焦点距離ではないでしょうか。f/1.4 と明るいレンズになっています。

嫁ちゃん

単焦点のこの画角は1本は持っておきたいね

わたし

お財布的にもリーズナブルなお値段なのが嬉しい

嫁ちゃん

マニュアルフォーカスのレンズは、ピント合わせを楽しむことができるね

目次

はじめに

「銘匠光学 TTArtisan」のレンズはこれで3本目になるのですが、どのレンズもF値が低い(明るい)ものが多く、何よりも、メーカー純正レンズと比べた時に、その価格の安さが際立っています。

今回も、マニュアルフォーカスのレンズを試してみたいと思い、今回は「銘匠光学 TTArtisan 35mm F1.4 C」を購入してみました。

もちろん、カメラは「Nikon Z fc」になります。

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Nikon Z fc は、センサーサイズが「APS-C」になりますので、「銘匠光学 TTArtisan 35mm F1.4 C」のレンズは、35mm判換算でいうと、約1.5倍の「54mm」相当のレンズということになります。

先ほども記述しましたが、価格が安く、純正レンズを1本買う値段で、TTArtisanのレンズが3本買えてしまいます。

値段は安いですが、しっかりとした作りになっていると思います。

レンズマウントは金属製でした。

明るくて、小さくて軽い 約180g がいいですね。

ちなみに「Nikon NIKKOR Z 40mm f/2」は、170g です。(マウントなどが樹脂製だったりします)、「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C」は、190gです。

レンズキャップも金属製で、ねじ込み式のものが付属しています。

ねじ込み式は、外す時に少し時間がかかってしまいますが、気になる方は、ワンタッチタイプのレンズキャップで対応されるのもいいかもしれません。

仕様

仕様は下記のようになっています

型式ニコン Z マウント
焦点距離35mm(35mm判換算 54mm)
レンズ構成6群7枚
対応撮像画面APS-C
フォーカスMF(マニュアルフォーカス)
最短撮影距離0.28m
絞り羽根枚数10枚
最大絞りf/1.4
最小絞りf/16
フィルターサイズ39mm
寸法約Φ56 x 50mm
質量約180g

銘匠光学 TTArtisan について

銘匠光学 TTArtisan(ティーティーアーティザン)は、中国発のレンズメーカーで、その名は高品質な手動フォーカスレンズで知られています。

TTArtisan のレンズは、クラシックなデザインと最新の光学技術を融合させた製品ラインが特徴です。

特に、絞り値の広いレンズやボケ味が美しいレンズなど、アマチュアからプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応しています。

これらのレンズは、優れた解像力と色再現性を誇り、ポートレート撮影や風景撮影などさまざまなシチュエーションで活躍しています。

また、価格設定もリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れた選択肢として多くのカメラ愛好者から高評価を受けています。

その独自性と品質により、TTArtisan は市場で急速に認知度を高めており、多くの写真家がその性能を信頼しています。中国製の高品質レンズとして、今後もさらなる成長と革新が期待されています。

焦点工房について

焦点工房は、日本国内でレンズやカメラアクセサリーの輸入・販売を手がける信頼のおける企業です。特に、中国や東アジアの優良光学機器メーカーとの提携により、高性能かつ手頃な価格の製品を多く取り扱っています。これにより、独自の市場ポジションを確立しており、多くのカメラ愛好者やプロフェッショナルに支持されています。

焦点工房は、TTArtisan、七工匠 7Artisans、LIGHT LENS LAB など、技術力と信頼性に定評のあるメーカーと提携しています。特に TTArtisan のレンズは、高品質な手動フォーカスの光学機器として知られ、クラシックでエレガントなデザインと最新の光学技術を融合させた製品が特徴です。

また、焦点工房は、日本国内でのサポート体制も充実しており、購入後のアフターサービスや製品の保証対応が評価されています。これにより、ユーザーは安心して製品を購入し、長く使用することができます。

製品ラインアップには、広角レンズから望遠レンズ、さらにはマクロレンズまで多岐にわたり、あらゆる撮影シーンに対応できる仕様となっています。また、フィルターやレンズフードなどのアクセサリーも豊富に取り揃えており、撮影の幅を広げるアイテムが充実しています。

焦点工房は、独自の専門知識と多様な製品ラインアップを武器に、ユーザーのニーズに応えるために日々努力しています。コストパフォーマンスに優れた高品質なレンズ製品を通じて、多くの写真愛好者に撮影の楽しさを提供し続けています。

焦点工房のオンラインストアはこちら

https://www.stkb.jp

使ってみた感想

以前の記事で紹介した TTArtisanの 「25mm F2 C」が、190g。「23mm F1.4 C」が、250g と比べると、今回ご紹介する「35mm F1.4 C」が 180g ですので、かなり軽いことがわかります。

外観

装着した見た目はこんな感じです。

Zマウントの大きさが際立って、先端に行くほど細くなるタイプですね。

絞りリングが先端にあり、フォーカスリングがボディ側にある作りです。

絞りリングはクリック感があり、感触がいいです。

クリック感(カチカチ)と鳴るので、動画撮影で使うには向いていないかもしれません。

フォーカスリングを回すと、鏡筒が伸びるので、絞りリングの位置がそれに合わせて前後することになります。

やはり、Z fc には、こういったオールドレンズ風なものがマッチしますね。

横から見ると、レンズの長さも、さほど長い印象ではありませんでした。

コンパクトなサイズと言って問題ないでしょう。

使っているカバン、ストラップ

やはり、コンパクトにカメラが収まっているので、カバン選びはあまり考えなくていいかもしれません。

最近、私は「K&F Concept」のカメラバッグを使っています。

このカバンのレビューはまた記述したいと思います。

Zfc は小型、軽量なカメラですので、レンズも軽くすることでフットワークも軽くなることでしょう。

より一層、軽装な場合は、ハンドストラップに付け替えています。

常時、アンカーリンクはカメラに付けているので、その時の気分でストラップを交換できるのは嬉しいですね。

このハンドストラップは最初、硬かったですが、オイルをつけたりしながら、揉んでいると柔らかくなってきました。

Zfc はバリアングル液晶になっており、液晶を開けた時にストラップがあると邪魔になることがあります。ハンドストラップなら、片側だけにストラップを取り付けるので、液晶の邪魔にならないところがいいですね。

試し撮り

Z fcを購入した理由も昔懐かしノスタルジーの部分がありましたので、レンズもイメージに合っていいと思います。

私がよく撮影する被写体は、もちろん愛犬チワワの「そら君」なのですが、それ以外にもSNSでアップするようなテーブルフォトもよく撮ります

最短撮影距離が 28cm で、寄れますので、料理や、小物をとることにも使えそうです。

生活感が出ていてすみません。

ピンともしっかり合わせれば、シャープに写る印象です。

愛犬を撮ってみた

わかっていたことでしたが、ペットとMF(マニュアルフォーカス)はとても大変でした。

特に、それ程、明るくない室内で走り回るペットを撮るには、ある程度、シャッター速度も欲しいので、絞りを開放F1.4 にして薄いピント面にフォーカスすることは、かなり時間がかかりました。

ただ、時間と共に習得していくと、ピント合わせも速くなってゆき、これは、これで面白い趣味だと思い始めました。

54mm相当のレンズですので、日常の切り取りに適していると思います。

初めのうちは、撮れる画が、ピントを外したものが量産されるのですが、カメラを操作しているんだという感覚が楽しいです。

今回は、撮影したデータをRAW現像して、直ぐにブログやSNSへ発信しています。

RAW現像しなくても、JPEG撮って出しでも、スマホに取り込んでから露出だけ調整してアップするといった運用もしています。

これくらいの距離まで近寄ることができます。

ガチピン写真が一枚もないのが残念ですが、ペット(チワワのそらちゃん)と、格闘しながら、徐々にスキルアップできればいいなと思っています。

風景を撮ってみた

ただ、レンズが変わるといつも思うことなのですが、画角や、最短撮影距離でどういう風に写るのか慣れないと、レンズの性能を引き出すには時間がかかっているだけかもしれません。

Z fc とマニュアルレンズという組み合わせは、ノスタルジーではありますが、楽しい体験になると思います。

いつもの田んぼ風景と、電車を撮影してみました。

逆光で撮るとこんな感じです。

無限遠の位置にフォーカスリングを回しても、なんとなくぼんやりした写りになっているようで気になります。

オールドレンズのような写りのようですね。

できれば、ゴーストがハッキリ出ることを期待していたのですが、意外と逆光耐性がありました。

最近のクッキリ、はっきり、シャープな描写とは違った表現を体験することができます。

おまけ、甥っ子の車を撮ってみた

カスタムピクチャーコントロール

Z fc に搭載されているピクチャーコントロールは「SD スタンダード」で、撮ることが多いのですが、今回は、カスタムピクチャーコントロールを使ってみました。

こちらのサイトで、カスタムピクチャーコントロールをダウンロードできますので、お気に入りのピクチャーコントロールを探されるのもいいと思います。

私は「Xpro2」というFUJIFILM風のピクチャーコントロールが気に入っています。

少しコントラストが強い傾向があるのかもしれません。

SNS等では、あまり暗い写真は好まれないと思いますので、少し明るく撮ればいい感じになるのではないでしょうか。

使ってみた感想のまとめ

銘匠光学 TTArtisan 35mm F1.4 C レンズを実際に使ってみて、多くの点で良好な印象を受けました。まず、このレンズは非常にコンパクトで、重量が 約180g と軽量なため、持ち運びが非常に便利です。

特にZ fcなどの小型カメラと組み合わせると、全体として取り回しがとても良くなります。また、デザイン面でも優れています。シルバーのローレットがブラックボディのカメラに映え、クラシックな雰囲気を演出します。

このレンズは性能面でも満足のいくものです。

明るいf/1.4の絞りと最短撮影距離0.28mの仕様は、多様なシチュエーションで活躍します。

その上、価格がリーズナブルで、コストパフォーマンスが非常に高いと感じました。

マニュアルフォーカスの操作も楽しさの一つです。フォーカスリングの感触が良く、カメラ操作の楽しさを再発見させてくれます。

一方で、いくつかの改善点も挙げられます。付属のねじ込み式レンズキャップは、撮るという動作をワンテンポ遅らせてしまうかなと感じました。

また、わかりきっていることですが、室内で動き回るペットを撮影する際は、マニュアルフォーカスがワンテンポ遅れ、特に開放f/1.4ではピントが薄いです。更に、絞りリングの位置がフォーカスリングの操作に影響を与える点については慣れが必要です。

全体的に、このレンズはノスタルジックな外観と高い使用感が魅力的で、写真撮影をより楽しいものにしてくれました。微調整が必要な点もありますが、総じて、非常に満足のいくものでした。

良かった点、イマイチだった点

良かった点

  • 意外とシャープに写ってくれる
  • 開放F値が、f/1.4 と明るく、シャッター速度が稼げる
  • 小さくて軽い(質量約180g)、カバンの容量を圧迫しない
  • 最短撮影距離0.28mと被写体に近づける
  • 絞りと、マニュアルフォーカス(操作自体が楽しい体験になる)
  • 価格がお手頃
  • 懐かしいスタイルを楽しめる

イマイチだった点

  • レンズキャップがねじ込み式

おわりに

大きいレンズを付けていると、取り回しが不便だったりするのですが、そういうこともなく普段使いの使用に持ってこいです。とりあえず、このレンズをつけとけばスナップやテーブルフォト、お花の近接撮影ができるので、使いやすいです。

54mm相当の画角なので、広く風景写真を撮るというよりも、フォーカスして切り取ると行った感じの使い方になると思います。

私は、Zfc は気軽に持ち運べるカメラとして、ファッション性も欲しかったので、このレンズとの見た目の相性はとても良かったと思いました。

「銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 C」をもっと使いこなし、そら君U^ェ^Uのベストショットを狙いたいと思っております。

嫁ちゃん

お財布に優しい趣味なのかな?沼ってない。

わたし

沼ってないよ、大事に使うよ

各カメラメーカーのマウント毎にレンズが販売されていますので、以下のAmazonのリンクから購入することができます。

レンズフィルターは 39mm を購入しました。

この記事がお役に立ちましたら幸いです。

では、また。

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