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皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
最初の頃、菱目打ちはどうもうまく打てていない気がしていた。力加減のせいだと思い、打ち直したり少し深めに打ってみたりしたが、手応えがつかめない。打てたつもりでも針が通りにくく、穴の並びも落ち着かなかった。
そのとき使っていたのは、レザークラフト用ではない普通のNRゴム板だった。最初の印象はとにかく匂いで、部屋に何日もにおいが残り、鼻がつんと痛くなることもあった。打つたびに深く入りすぎて、どこまで刺さったのかが手や音から分からない。うまくいかないのは自分の打ち方の問題だと思っていた。
協進エルのゴム板に替えてみると、まず変わったのは見た目ではなく音だった。打った瞬間の音がはっきりして、止まる位置が分かる。菱目の入り方がそろい、針の通りもすっと軽くなった。
カシメやホックも、手応えより先に音で判断できる。強く打たなくても止まるところが伝わってくる。力の問題というより、机の上の条件の違いだったのだと気づいた。
打ち終えて革を持ち上げたとき、穴の並びが揃っているのが分かった。 それまでと同じように打ったつもりだったのに、結果だけが違っていた。
問題が解消されると作業のリズムも整い、菱目も自然にそろうようになった。菱目が整うと縫い目も落ち着き、ガタつきも減っていく。ひとつの要素だけでなく、いろいろなことがつながっているのだと思う。
ただ、NRゴム板のときは消音という点では静かで、協進エルのゴム板に替えたときのやや高い音には少し驚いた。素材が変わると、音も変わるのだと感じた。強い刺激臭もしない。
菱目打ち用のつもりだったが、革の裁断でもカッターマットを使わずにきれいに切れることに気づいた。硬さのためか、菱目の跡はくっきり穴として残る。アイロンなどで押さえると戻るとも聞くが、まだ試してはいない。
近所への音も気になるので、日が暮れてからは打ち具の作業は控えている。夜は型紙づくりなど、音の出ない作業を進めることが多い。
同じ手順で作業しているつもりでも、結果は机の上の環境に左右される。手の技術だけで整うものではなく、作業は机全体で起きているのだと知った。
縫う前の段階でつまずいている気がして、少し気が重かった。
うまくいかなかった理由が分かったとき、少しだけ続けられそうな気がした。
大
OKADAi Leather Atelier
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