
皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
今回は、前回、ドエリアのイエローでボックス型コインケースを作ったので、今度はシボリアのイエローでがま口財布を作ってみた。

がま口財布は以前、2つ作成しているが、今回はシボリアでどんな仕上がりになるのかを試してみたかったのと、ドエリアではうまく焼印が入らなかったため、そのリベンジの意味も込めている。
ドエリアの鮮やかなイエローと同じく、今回のシボリアも鮮やかなイエローだった。
全体の仕上がりはこんな感じ。

革について
シボの表情がしっかり出ている型押しで、柔らかいというよりは、しっかりとしたコシがあると感じた。
シボの表情はこんな感じ。

厚みは1.4mm。 袋縫いのような立体にする工程では、扱いやすいという感じではなく、むしろ少し手こずる場面が多かった。 ハリがかなりあるため、今回のような小さめのがま口財布に仕立てる際は、力が必要になる場面が多かった。 袋縫いのように立体にする工程では、ひっくり返す作業がなかなかきつく、思っていた以上に力が必要だった。
ハリがあるため形はしっかり出るが、その分、細かい調整は少しシビアになると感じた。
刻印の入り方
焼印は、いくつかパターンを試したが、今回はホットスタンプの温度を210度にして、30秒ほど押してみた。
結構いい色に焼けて、今回はうまくいったと思う。
焼印を押した直前は濃い色をしているが、仕立てなどしているうちに、ちょうどよく少し薄くなった。

革によって焼け方が変わるので、その都度温度や時間を調整する必要がある。 少し手間ではあるが、きれいに刻印が入ると、その分嬉しさもある。
型紙と底の構造
今回の型紙はこんな形。

今回使った「口金」に合わせて型紙を作成した。
型紙の作成は、以下の動画を参考にした。
底のマチは、左右を切り欠いた型紙にしている。
この構造は最初よく分からなかった。 切り欠いた部分がどうなるのか、頭の中でうまく繋がらなかったため、実際に作りながら確認する形になった。
袋状にしてからその部分を合わせて縫うことで立体になる。
平面だったものが最後に形としてまとまる工程で、構造の理解が少し進んだように思う。
口金はこれを購入して使用した。
底の処理
底のマチの処理はこんな感じ。

底の左右を合わせて縫う部分は、外側にはステッチは出ない。
今回は内側に収まる形で処理しており、外観としてはすっきりした仕上がりになる。
ただ、左右の合わせ方や縫い位置によって底の出方が変わるため、このあたりはもう少し揃えられそう。
仕上がり
開いた状態はこんな感じ。

内側は何も処理していないのと、この口金にピッタリフィットしなかった。
この内側の見た目を、改めて写真で見ると、自分で使うものとしても、雑な仕事をしたなと思う。
試行錯誤の制作の一過程だと思えば、次はいいものを作ろうと思える。
底のバランスや膨らみ方にはまだ差がある。
革の違いでここまで変わるのかと感じた。
寸法だけでなく、素材の影響も大きいと改めて感じた。
型紙のデジタル化
今回作成した型紙は、今後デジタルデータとして残しておきたいと考えているのだが、バッチリ決まった型紙が作成できず、試行錯誤を繰り返している。
一度形が決まってしまえば、同じものを何度も作ることになるため、 データ化しておくことで再現性も上がるし、修正もしやすくなる。
まだ具体的な方法は決めていないが、型紙をスキャンしてトレースするか、寸法を取り直して作図するか、試しながら進めていく予定。
いつも、「LeatherCraftCAD」というソフトを使って設計しているが、これがなかなか良くできたソフトで、無料なのでとても助かっている。
これから

形としてはこのままでも使えるが、もう少し整ったラインにできそうな感触がある。
少しずつ精度を上げていきたい。
次は、口金を少し角のあるタイプにして作る予定。 マチをつけるか、丸みのある仕上げにするかは、まだ検討中。
今回と同様に、袋縫いで仕立てる予定。
大
OKADAi Leather Atelier.
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