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皆さん、こんにちは(こんばんは)、「大」(@oooohanamaru)」です。
長財布の材料を注文した。届くまで三日ほどかかるらしい。だいたいいつも三日くらいで届く。それでも、注文したあとは早く届いてほしいといつも思ってしまう。発送状況のページを、用もないのに何度も開いてしまう。
特に緊張しているわけでもないのに、なぜか机の前に座ってしまう。作業はまだ始められないのに、作業の時間だけが先に来ているような感覚がある。
机の上は雑然としているが、使う道具はすぐ手に取れる位置に置いてある。片付けたというより、作業に入れる状態を保っている感じがする。刃物を手に取り、切れ味を確かめる必要もないのに、革砥に当ててしまう。
いつもは、この待ち時間に型紙を作ることが多い。型紙のコピーを印刷して、厚紙に貼り付け、カッターで切り出す作業をしている。今回はまだ手をつけていないが、そろそろ始めようと思っている。
動画も通しで何度も見ている。同じ内容を前にも見ているはずなのに、また再生してしまう。頭の中で手順をなぞり、先に練習しているような気持ちになる。体系立った新しい知識が増えるわけではないが、見ていると落ち着く。いろいろな人の作品も見て、知らなかった工夫に気づくのが少し嬉しい。
革の色や種類をネットで探している時間も楽しい。購入できる価格の制限はあるが、どんな仕上がりになるかを頭の中でシミュレーションしている。今回注文しているのは生成りのヌメ革で、使い込んだときの色の変化も少し想像している。経年変化を楽しみたいのと、少し値段が安かったのもある。女性向けの作品にするなら、赤やピンク、パステル調の色も考えたが、生成りを好む人もいると思い、今回は色を付けないままにした。
時間が空いたときは、ハギレで小物を作ったり、革包丁を研いだりしている。ハギレではコインケースや名刺入れをよく作る。糸の色合わせや革の組み合わせ、厚みの確認、コバ磨きの感触もここで試している。作業をしているわけではないのに、手だけは作業に入ろうとしている感じがする。
ちなみに、トコ面や、コバにはトコノールを使っているのですが、蓋を開けると、化粧品の乳液のような匂いがする。案外、好きな香り。

まだ、今回、制作する長財布の革は手元にない。それでも、どこから縫い始めるかを頭の中でなぞってしまう。うまくいかない場所まで想像して、なぜか少し疲れてしまう。
一つ目のときは必死だった。二つ目は、うまくいかない所が多かった。三つ目は、まだ何も始まっていない。使う型紙はネトラポートchのもので、これが三つ目の作品になる。他も合わせるといくつか作ってきたが、まったく初めてではないものの、慣れているとも言えない位置にいる。
待っているだけの時間のはずなのに、何もしていない感じがしない。作業は始まっていないのに、準備だけが進んでいる。
もう少し数を重ねて、手の動きを確かめていきたいと思っている。
革が届いたら、いつも通り作り始めると思う。特別な決意はない。ただ、続いている流れの先に長財布があるだけのように感じている。
まだ始まっていないが、もう始まっている気もしている。
大
OKADAi Leather Atelier
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